2020/05/07

拍手返信
>19/12/14 ヒヨ様
 ご無沙汰しております。ご感想を頂いてから約半年もの間、サイト管理を怠っておりまして誠に申し訳ありませんでした…!
 ハッとサイトのことを思い出して開いた時の焦りときたら……! ヒヨさんのまさかの拍手三連投稿に笑って見事かき消えました(笑)本当に申し訳ないと思いながらも、笑わずにはいられませんでした(笑)こんなに力の入ったコメントを頂いたのに、遅くなってしまって申し訳ありません! いっそ文通と思って気長にお待ち頂ければ幸いです。
 アバッキオの「あの青はもういない」はミスタの夢小説でもあるので、間違いではない…です! とにかく格好いいけど、相手の人生へ責任を持つことのできないミスタがした選択のハードボイルドっぷりを思い浮かべて、思いに耽るために書いていたところもあります。ミスタは出会いも多いけど、来る者拒まず去る者追わず、といった性格的にドライな部分もあって、彼には別れの数も多いのだろうなぁと想像すると、近いと思っていた存在が遠ざかる孤独感が女の子を苦しめたりするのだろうな…なんて罪な男が出来上がりました。
 ヒヨさんの考察してくださった通り、ミスタと夢主は思春期の家庭環境の苦しみから逃れるための共存関係で、そこから一人居場所を見つけて抜け出したミスタが選ぶのは、昔の自分のように自己肯定感の低いアバッキオだった。というのがミスタ側の心理です。まさかアバッキオが恋をするとは思わなかったでしょうが、ミスタがアバッキオを信頼するのも、友情とは一言で表しきれない、共感のなせるところなのかもしれません。
 アバッキオは夢主と出会うことで、足抜けしてからの人生に欠けていた人と関わる一歩を踏み出せ、夢主は家族の重荷や共存という過去から抜け出して自分自身と向き合うことができたのですが、ミスタはというと、実は彼だけは何かを得たのではなく、抜け出しただけで孤独なままなんですよね。居場所はあっても、ギャングなので自分自身のことは自分自身でしか責任を取れない世界で、やはりまだ一人のままでいる。こういう見た目では分からない、彼の内面にある微かな孤独というのが、ミスタの良さだなぁと思いながら書きました! アバッキオの返信をしていた…と思ったら、気づいたらミスタの返信をしていた…何を言ってるかわからねぇと思うが(略)
 そしてもの凄く今更すぎるアニメのお話ですが、5部の最後は、トリッシュとミスタが明るいだけに、失ってしまったものに胸を裂かれるような悲しさがこみ上げますよね…
 ヒヨさんのお言葉を拝見してから、5部前期のオープニングを聴いてみたら、たしかに5部ナレフ…と思ってもうだめでした…だめなんですよ本当に、ポルナレフは幸せにならなくちゃいけないんですよ…! そうですよねえ?! 5部後半はアバッキオの死辺りからカウントダウンが始まっているので、中々見る気持ちになれないのがつらいところです。
 最後になりますが、コロナ騒ぎの中、こうして返信をしている私は今のところ、奇跡的に何も心配事なく過ごせている状態ですが、ヒヨさんは大丈夫でしょうか? お体にお変わりなくとも、精神的に疲弊してくる時期ですので、どうかご無理なさらず、第一に健康のことを考えて健やかにお過ごしできることをお祈りしております。
 またお話できる日が来れば幸いです。


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