2019/05/12

拍手返信
>19/05/01に拍手コメントくださった方
こんにちは。以前、アヴドゥルさんの中編がロードムービーのようだと送った者です。これで拍手コメントを送るのは二度目に〜
 こんにちは、またお越しくださったのですね……! とても嬉しいです!
 「人の子ふたり」を読んでくださりありがとうございます。不安定で、天秤なら釣り合わずに揺れ続ける関係と頂いたお言葉を見て、言われてみればその通りだなぁと俯瞰した目線で読み返すことができました……! 人の関係は常に危うい均衡を保っていて、いつ崩れるかわからないけれど、その代わり、いつ自分が、なんとも思っていなかった人間へ共感するかもわからない。これが天秤に乗る瞬間なのかもしれません。「他人」が「自分」へ変わる時って、誰しもあると思うんです。それでもやっぱり他人であることは変わりなくて、だからこそ天秤に乗せたとしても、ずっと揺れ続けるのかもしれないのだなぁと、考えさせられました。
 日々きっちりしゃっきり暮らしているアバッキオ、ものすごく分かります(笑)決まった時間に起きて決まった時間に食事してそうですよね。起きた時に聴く音楽とか、帰ったら観るテレビまできっちり規則が決まっていそうです(笑)
 できる限り色んな可能性を描きたくて、今回は堕落しきった姿で解釈をしてみました! というのも、アバッキオはとてもリアルな問題を抱えているキャラクターなので、他のメンバーより解釈が複雑で、時期によって何段階も精神状態が変わっていっていると思ったのです。警官時代は、正義心だけでは何も改善できない自分自身の無力さと現実に挫折して賄賂を受け取るわけですが、恐らくその時点から確実に自分へ向ける罪の意識は蓄積していて、それが事件を機に家族や職場、交友関係とも重なり、孤立するまで追い込まれていったと考えていました。もし相棒が死ななければ、アバッキオは苦しまずに済んだのか……というときっとそうではないのかもしれませんね……アバッキオという人間は複雑で、とてもリアルで、どの時点で鬱状態から、何かに縋ることで精神状態を保つことを覚えたのかとか、どの時点でまともに話ができるまでショック状態から回復できたのかとか、多くの段階を踏んで、今の割と楽しく元気そうなアバッキオがいると思うと、一つの解釈で終われないのが本当に難しいキャラクターだと実感させられます……いつまでも正解の出ないそこが、魅力的なのかもしれませんが! と、恥ずかしいくらい語ってしまって申し訳ありません……!
 話の中の関係性を言葉にして纏めてくださって、とても気づかされることが多かったです。本当にありがとうございます……!
 今度はきっちりしゃっきり(笑)なアバッキオを目指して、何か明るくなれるような話を書いていけたらなぁと思います。お気付きの点があればご指摘ください。
 お気遣いまでくださり、嬉しく思います。またお暇な時に覗いてくだされば幸いです!


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