夢主語ってみよう
・祐娜
優しくて穏やかな女性的要素の強い人。人として出来ている人を書きたかったが故に祐娜が出来ました。
祐娜のテーマは『物悲しさ』と『本当の優しさ』といったところでしょうか。サブテーマとして『傍観』。
子供って時に怖くて、それ故にとても残酷ですよね。大人の彼女から見て、それは一体どういう風に見えているのかなぁなんて最近思います。
祐娜はそれに憤りを覚えるのではなく、悲観するといったほうが近い表現です。裏切りにあった彼女が人間をどう見ているのか、今の滑稽な人間は自分が守ろうと思った人間のなれの果てであることが酷く悲しいはずです。
それでも祐娜は人間を助けます。結局は優しいのです。
傍観をするけれど、結局最後は舞台に上がってしまう、そんな優しいひとです。

祐娜は私のお姉ちゃん像そのものです。ちょっと出来過ぎなので現実にはあり得ないかもですが(笑)
こんなひとがお姉ちゃんだったらシスコンになれると思う←


・沙羅
活発で元気な子。
沙羅のテーマは『真摯さ』と『心のまっすぐさ』、サブテーマとして『人間よりも人間っぽい子』。
義理人情に厚く、喜怒哀楽がはっきりしていて、曲がったことが許せない。竹を割ったような性格の沙羅は友人に欲しい子です。
守るために奮闘する、でも護ることも大切と思いたい。身を守ることも大切だけど、時には心を守ることも大切にしたい。
沙羅の役目は祐娜に迫る危険を阻むこと、ひいては祐娜の身も心も守ることです。それは祐娜だけではなく玲乙や凛を守ることも含めて『祐娜を守る』ということに繋がります。
祐娜の心を殺さないためにも、沙羅は玲乙と凛を守るつもりでいる。そしてそれをどう思われようと、自分は自分の思ったことを…義を貫く。
結局は沙羅も優しいひとなのです。それは生い立ちとか、周囲の環境とか、そういったものが沙羅に大きく影響を与えた故ですが、それはここでは割愛します。

過去、私は友人たちに馬鹿にされていた時期がありました。それは表立ってのものではなく、友人たちの心の中で。
本人たちは態度に出ていたことは無自覚だろうし、その気持ちに私が気付いていないと思っていたのでしょう。私もそれを咎めるつもりは無かったし、気付かないフリをして馬鹿みたいに振る舞っていました。
どんなに馬鹿と言われようが思われようが、馬鹿は馬鹿なりに考えて、馬鹿なりに頑張っているということを伝えたかった。それが私の結論です。

結果キャラとして生み出されたのが沙羅でした。沙羅は友達に欲しいです。
良い友人になれそうな反面、まっすぐ過ぎて私が負けそうです(笑)



・玲乙
冷静な天才肌の玲乙。その頭にはこの世のあらゆる知識が詰まっています。
玲乙のテーマは『理論』と『淡白さ』、サブテーマとして『自分への興味のなさ』を考えています。
人の心に敏感な沙羅とは対照的に、玲乙は心よりも事実を優先します。そしてそれは常に最善であり、間違っていない。ですが正しいともいえません。
玲乙の役割は祐娜に迫る危険を防ぐことであり、その出来事を予想し的確にそれらの事態を回避するように動くことです。
だから自分への興味は希薄で、どうでもいいと思っている。祐娜さえ守れば、という考え方が少なからず存在します。

だからといって『祐娜以外どうでもいい』というわけではありません。玲乙も玲乙なりに沙羅が大切で、凛も大切です。
その大切なものたちが玲乙にとっては最優先であるだけで、自分のことは二の次。
生い立ちと魔族になる前の環境のせいでそう思っているだけなのですが、祐娜たちと一緒にいるようになってからは自愛することも覚えて来た…という感じです。

玲乙は自分が天才ということを自覚しています。
元々、人の心すら読めるすっごい賢い子がいたら…という考えのもとで生まれたキャラクターです。
沙羅の項目でも触れましたが、この二人は当時の私の環境によって生まれたキャラといっても良いでしょう。

玲乙なら嫌味とか言われても鼻息で吹き飛ばせそう。何食わぬ顔で嫌味を百倍返しですね(笑)
見下されているとか他人の感情すら見抜いて、その上で付き合いをしていそうですが。
友達になれたら心強いかも。でも私とはきっと友達になってくれないw



・凛
凛は人懐っこい可愛い妹というイメージです。
『愛らしさ』、『可愛さ』をモットーに裏テーマ『子供ながらの残酷さ』を表現しています。
例えば笑顔で人の生き死にを語ったり、子供だからこそ大切なものを傷つけられた時の怒りは恐ろしいものなのではないかと思っています。
凛はともかく祐娜と沙羅と玲乙の三人が大好きで、傷つけられたらその人を許さない。許さない、の報復が普通の子供とは違いますが。
だって凛は子供です。ごめんなさいで許されるんですよ。これほど良いことはないですよね。

人間の身勝手さとかその辺を表したくて凛が出来ました。
妹に欲しいタイプです。


ということでここまでです。次で終わりかな?
観覧ありがとうございました!

 
(追記)-- 2011/06/17 14:22


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