1401〜1450 | ナノ

/ランプに映る死の影を吹き消して
/頭蓋で飲み干す御酒のお味は如何が?
/君は死ぬ意味すら満足に見付けられないの?
/ならば、死ぬのはお止しなさいな
/反芻する死のイメージに埋没

/ハッカの媚薬
/貫いた心臓から溢れ出すのは血液じゃなく君への愛だよ
/戯言も戯れ事も、もう充分!
/胸が詰まって死んでしまいそう
/嘘泣きもできない

/おいしそうな彼女
/優しさと痛みの境界を歩く
/愛を憎んで明日から逃亡
/崇高にて愚劣なる悦楽の探求者となりて
/ただ、君を愛するように私はソレを愛したのだ

/爪先からドロドロと腐っていく様なのです
/蜂蜜漬けの指先を吸う
/白痴の器
/永遠の追憶
/君の影が見えない

/積木の城で眠る王様
/君がいない世界は何と空虚で無意味なものだろうか
/妬ましい君を殺すことで私は君を超える存在になれると思っていたのだ
/割れた卵のかけらを拾い集めるように
/殺した殺した僕が殺した

/涙で出来た海に溺れてしまいたかった
/声が出るならば、君の名前を呼ぶのに
/さよなら、幸福が死に絶えますように
/下らない存在意義を掻き消してくれ
/貴方が馬鹿でよかった

/生きるために死ぬのだと彼は言ったけど
/幸福を知った、絶望を知った、だから誰かに優しくしたいと思った
/お前はカッコイイよ
/坂転がりが好きな男
/ハニカムハニー

/真っ逆さまに転落
/神様に死ねと言われたって僕は生きるよ
/神様がその手で僕を殺すまで
/神様の手は透明な血でしとどに濡れていることでしょうね
/雫が落ちて額を撫でる

/単純な疑問、難解な解答
/何度だってなんどだって愛する
/愛しちゃいけないなんて誰も言わなかった
/横たわる砂時計
/私は確かに母の腹の中で生まれたがっていたのだ

/ただ何処までも生きようとしていた
/息を止める練習ばかり何度も
/人だって飛べるよ、たった一度きりだけど
/居てもよかった、居なくてもよかった、居た方がよかった
/てんらくちだまりはいおわり


「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -