1351〜1400 | ナノ

/終りが迫ってくるよ
/痛みだけ鮮明で
/永劫に叶わない夢を見る
/はじまりはいつでもおわりをまっていた
/キスで死に絶える魔法を掛けてよ

/さんかいまわってすきといえ
/誰もが望んで見れなかった夢の続きをあなたは今見ているのね
/死んで、生まれ変わって、そしたら、また――
/貴方が欲しくて堪らないのに
/どろどろにとけてしまえばいいのに

/流れ出た膿で出来た海
/狼の皮を被った兎さん
/弱虫ラスカル
/水底の太陽
/足りない君が好きだったよ

/頼りなくて潰れてしまいそうなのに
/氷は溶けて消えました
/瞬く間に瞬き出す星の群れを掴まえて
/私の全ての幸福と不幸は神様の所為なんかじゃなかったの
/ここは地獄でも天国でもないので

/世の中、そう上手くはいかない(と、思いませんか、神様)
/開いた手を重ねるとき
/離してやれない
/狂った犬の最期の歌
/噛み付きたい首筋

/貴方の眼の中に光る星を見たのです
/汚い感情で埋めてあげる
/貴方と一緒なら飛べるんじゃないかって思ったの
/シークレット・スペース
/弾む背中に零した吐息

/雨に掠れる君の名を呼ぶ
/震えて溶けてしまいなさいな
/お終いのお仕舞い
/汚い叫びに心臓を浸せ
/私達は星じゃないから、何時か自分自身で輝き出すことが出来るの

/言い訳は此処に捨てていこう
/私は酷い弱虫なのです
/お人好しヒーロー
/あなたは無意味な終わりを選びますか? それとも、無意味な夢を続けますか?
/刺し殺した永遠の先にあなたは何を夢見るの

/食塩水と涙と海水
/好色爺と金持ち女
/星の目映い輝きが私を刺すので
/私は堪らず屋内へと逃げ帰りました
/ちょき、ちょき、ちょき、ちょき、チョキン

/握り締めた手を振りほどいて暗闇へと突き落としてよ
/涙は目の縁で行き止まり、零れて行く為の無理な瞬きも忘れて
/簡単に死んでしまえる命であるなら
/さぁ、一息に投げ捨てろ
/数式彼女


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