1301〜1350 | ナノ

/永遠の孤独が訪れますように
/暗闇だけが続く世界で
/孤独は優しく僕の首を締めるのです
/幸せに死ぬ為の方法
/投げやりな愛の告白

/そして恋は始まることもなく終わったのです
/一輪の向日葵
/みじめね
/光を浴びてきれいになったつもり
/ぼやけた輪郭をなぞる作業ばかりを繰り返している

/切れた糸をひとり小指からぶら下げて(みっともないわね)
/武骨な手
/あの腕に抱かれたい
/背中に伝う体温が切なくて
/夢は何時か朽ちるのだと知っていた(そして、その先に何も残らないことも)

/歪む視線の先に捕らえた背中は寂しい色で
/引っ張り上げてあげるから
/もう、泣かないでよ
/糸なんかなくても僕らは繋がっているでしょう
/矛盾と不純を標準装備

/簡単だったんだ。だって、最初から答えは決まっていたんだから
/きっと、神様だって泣きたかった筈さ
/ねぇ、そうでしょうそうでしょう
/そのまま落ちて壊れてしまえ
/青色硝子に映る世界

/王子様を助けに参りました
/綺羅星の名前を教えて
/涙を拭って前を見据えて
/モザイク・ワールド
/処女だとか処女じゃないとか

/独りで生きていけると彼は笑った
/バカだ、僕もアイツもあの人も
/身勝手な幸福に沈む
/何を失ったのかも分からなくなってしまったの
/黒点に触る

/気泡の宇宙
/暗闇を包む
/宇宙さん、宇宙さん、あなたは何処へ向かっているの?
/かみさまになったひと
/穢れた命だなんて死んでも認めたくなかった

/夕闇に落ちる太陽
/あなたを愛さなければよかったのに
/わたしもあなたもただのにんげんだった
/単細胞生物の歎き
/貴方の言葉で私を抉って

/新しい始まりを告げる
/何処にも貴方が居なくて
/地を這う獣
/一緒に死んであげるから
/本当は、あなたに殺されたかったのかもしれない


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