101〜150 | ナノ

/あの笑顔も言葉も嘘なんかじゃなかった
/ルシフェルの憂鬱
/メフィストフェレスの渇望
/私は進む。例え、誰も傍に付いてくる者が無くとも
/優しさを振り撒く蝶になる

/無くせないよ。例え、どれだけ苦しんだって、これだけは
/動き出す世界
/こうして、世界は救われた
/私の背は愛に震える
/剥き出しのこころ

/愛されなければ愛せばいいと彼女は言った
/僕が知っているのは君を抱き締めるとあったかいとか、そんなこと
/世界中の自己中に告ぐ
/喜劇と悲劇は紙一重
/誰も彼を罰せない

/届かないものにばかり手を伸ばしている
/無くしてから気付く――人間は馬鹿だね
/嫌いだ嫌いだ嫌いだこんな僕なんて大嫌いだ!
/泣かなかったんじゃない。泣けなかったんだ
/痛む肺を握り潰してよ

/僕はどんどん馬鹿になる
/こんな僕が愛される筈がなかった
/ゴミ溜めの中で生きる虫なら良かったのに
/増え続ける人類に僕は飽き飽きしていた
/白ければ白いほど汚したくなる

/指の隙間から見えない何かがすり抜けていく夢を見たんだ
/抱き締める腕が無ければ、このもどかしさに折り合いを付けられただろうに
/貴方が生きた鉢植えになるというのなら、私は毎日欠かさずに水をあげるわ
/愛と呼ぶには少しばかり汚すぎた
/何時も君は僕が思う以上の言葉をくれるから、僕は苦しいぐらい幸せな気持ちになって泣きたくなる

/君のそういうところが好きだよ
/君の手を握っていないと、僕は世界に溶けてしまいそうだ
/少しの期待と多くの諦めを抱いて僕は君を試した
/心まで擦り抜けてしまいそうで
/君の涙は甘いだろうか

/私はきっと地獄に堕ちる
/放り投げた感情はキレイな放物線を描いてゴミ箱へと落下した
/バカだねって笑ってよ
/噛み砕いたキャンディーは思ったよりも鋭く僕の口内を刺した
/惰性的ピロートーク

/消化したい感情は歯の侵入を固く拒み、飲み込む事すら許してはくれなかった
/滅びを恐れるかい――けれど、皆、本当は何処かで気付いている筈さ。死ぬのが当たり前だという事に
/神にも悪魔にもなれやしない
/酷い勘違いを僕はしていたらしい
/それが手に入らないというのなら、僕にとってこの世界は全く無意味なものへと成り下がるのです

/死人は僕の首を絞めない
/破壊された思考の片隅で微かに呼吸する貴方の姿を見た
/土砂降りの中、声を上げて泣いた
/涙は忙しなく降り注ぐ雨と轟音に紛れて消えた
/この雨が上がる頃には僕の涙も止まっていることだろう


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