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/お前の手元に唯一残されるものを教えてあげようか――それはね、底の無い絶望だよ
/ある一つの愛の形
/何時までも私だけを愛して欲しいなどとは言いたくないのです
/あなたの心の片隅に小さくでいいから私を置いて下さい
/寂しがりやの堕天使
/きれいごとにまつわるしんじつ
/簡単に形になるのは汚い言葉ばかりで
/責められる事で救われた気になるのはきっと簡単で
/何時かの夢の続きの続き
/この両目が閉じる前に
/苦し紛れの嘘ばかり
/灰色の都会
/仄かな明かり
/ああ、もうすぐ雨が降るわ
/傘を差していても（身体を包む冷たさは防げなくて）
/わるもののみるゆめ
/闇が光を愛するのは（きっと、必然であったのだ）
/光を憧憬する闇
/あなたへの愛で胸が張り裂けそうなの
/これは恋なんかじゃない。ましてや、愛ですらない
/閉じられたドアの前で蹲って（零れ落ちそうな涙を堪えていた）
/きっと、貴方は戻ってこない
/ひとりでも抱き締めてくれる人がいれば（きっと、誰もが救われるのに）
/寂しい夢の果て
/あなたの影すら見えない
/冷たいだけの夢でした
/厖大な夢に押し潰されてしまえ
/夢に死すひと
/このまま二人で溺れてしまおうか
/氷の王子様
/冷たい指先
/白日の元に死す
/そんな夢は見るだけ愚かというものよ
/言葉に出すことすらおぞましい望みを、何度、胸中で繰り返したことだろう
/どちらかが消える他の道など存在しなかったのです
/幸せなんていらない
/壊れた盤上で踊る駒
/単純な幸福というものを知ってみたかっただけ
/そんな夢なんて（切り捨ててしまえ）
/植物のように光を食べて（生きていけたらいいのに）
/なにもかもが痛くて
/まんぷくによるくうふく
/空腹であることの幸福。満腹であることの不幸
/きんいろのなみだ
/ぎんいろのなみだ
/その道を選ぶということは僕が苦しむということに他ならない
/さよならがいえないのなら
/止まったのは呼吸だったのか心だったのか
/流れていく血の所為で躯が冷たいのです
/実になる前に摘み取って下さい
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