3201〜3250 | ナノ

/お洒落で冷たい針金の靴
/愛は甘いの美味しいの?
/真夜中のまんなか
/僕は死骸を抱き潰して眠ってる
/肉片になる夢を見た

/狂って死にたい
/薄口エタノール
/あなたの魂を額縁の中に閉じ込めた
/さあ、楽しい追いかけっこのはじまりはじまり
/可愛い可愛いあの子が欲しい

/賢い裏切り者には甘い蜜を
/信義に厚い愚者には残酷な罰を
/ともだちはふたりもいらない
/ダメだよ、だって、君は僕のものだろう?
/おかしいなあ、ちゃんと殺した筈だったのに

/大丈夫、君だけは許してあげる
/殺さないよ? だって、あなたは私のお気に入りだもん
/何に怯えているの? 僕はこんなにも君に優しいのに
/サロメのくちづけ
/たった一度、あなたが私を見てくれたなら

/くり抜かれた胸の隙間に愛を詰めて
/それが愛だなんて君は勘違いしている
/マッドドッグにくちづけ
/ドロドロに溶かしてから食べてあげる
/君は目障りな皿の隅のグリンピース

/100年目の邂逅
/二人だけの天国で永遠を誓おう
/ああ、永すぎた夜が明ける
/お前が死んだ時から私の時間は止まったままだ
/ああ、愛していたよ、愛していたよ、愚かで美しいおまえを

/四畳半に詰め込まれた青春
/ふざけた接吻をかまして笑い転げようか
/傘の先で死体の腹をつつく
/握り潰した真っ赤な嘘
/棺の底で幸福な夢を見た

/確かにあれは楽園だったのだろう
/どうか、お前の美しい瞳に私を映しておくれ
/ヨカナーンは目覚めない
/私を見ないお前になど価値はない
/メインディッシュは聖母の心臓

/このナイフでお前の白い喉元を引き裂いてやったら一体どんな音色が流れ出るだろうか
/敬愛する神は苦しむお前を救ってはくれないというのに
/美しいだけの馬鹿なお前を愛してしまった
/お前の存在の全てが私を拒絶し惨めにさせる
/君の幸福は僕の不幸。僕の幸福は君の幸福。だから、僕らは分かり合えない

/滑稽なピエロは歪な笑みを浮かべながら愛を囁く
/天国への階段は目を開けた瞬間に消えた
/神よ、感謝します。この愚かで愛しい贄を私のもとに使わしたことに
/夜毎、お前の心臓は啜り泣き、私はそれを聴きながら眠りにつく
/零れた涙は深海よりも青く、開かれた瞳は澄み渡った空よりも深く、その奥に煌めく心は何よりも尊い


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