3001〜3050 | ナノ

/殺人鬼と隣り合わせの僕
/死への薄暗い羨望が僕の眼を輝かせる
/私は魂の開放を望んでいる
/懐かしいだけの風景が広がる何処か遠くへ
/ああ、愛ってこんなものだろうか。愛ってこんなものだろうか

/ああ、僕はそこにシンパシー以外の何も求めてはいない
/ああ、吐き出せない苛立ちは私を醜い化物にする
/ぽつり。嘆くでもなく事実をひとつ
/ああ、君とひとつになってしまいたい。そうすれば、この壊れてしまいそうな心もきっと鎮まるのに
/君に似つかわしくない甘い匂い

/ああ、どうして君を愛してしまったんだろう
/夜明けはまだ遠い
/ただの気紛れだ、こんな口付けは
/どうやら限界が近しいようだ
/あなたを信じてずっと待っていた

/すげぇ、俺、幸せすぎて死ぬかもしんない
/簡単に変わってしまう恋心なら要らないわ
/月みたいに遠ざかっていく君
/うん、知ってた、幸せだって
/落ちておいでよ(待っているから)

/ブラックホールの中身
/心臓が泣いた夜
/伝わらないんだ泣いても鳴いても
/埋められないその隙間に哀しくなるんだ
/白い紫陽花

/ずっと君だけを好きでいる
/かぐや姫を愛したウサギ
/一分間の宇宙旅行
/二律背反な君への愛情
/rabbit jumping to the moon

/最低な日曜日
/血と涙を舐めた夜
/柔らかなソファと硬い身体
/鳴かない身体
/嬌声を忘れたセックス

/温かい内臓と冷たい世界
/拒んでもくれない
/抵抗する視線
/ある六月の憂鬱な朝
/君の唇は残酷に別れの言葉を紡いだ

/真っ白なグラウンド
/もう一度、手を繋ぐことから始めよう
/三度目の間違いを越えて
/言わなくたって伝わっていると思っていた
/思い出すのは君の泣き顔。思い出せないのは君の笑顔

/触れ合って笑い合っていられるだけで幸せだったのに
/残酷な結末にはもう疲れたよ
/君の奥に打ち付けたのは身勝手な欲望
/回されない腕
/僕の愛に君は気付かない振りをする


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