2351〜2400 | ナノ

/雪の中を裸で転げ回ってみたい
/痛みで裂けそうな胸を抱いて眠る
/凍えた心に触れる人はいなくて
/ボロボロと流れる涙は僕の頭を裏切った
/だから僕は汚い

/愛するのも愛されるのも人で
/もどかしい思いばかり積もって
/もう壊れても良いだろう
/無意味なのは神か人か生物か無機物かそれとも
/泣きたくはなかった。どれだけ泣いても叫んでも、この心は軽くならないから

/そんな後悔は無意味だ
/死にたいと思っただけで心臓が止まればよかったのに
/愛しくて憎らしい僕の身体
/死んでいく僕の愛し方を僕は知らない
/シュレディンガーの猫は存在しない

/認識が存在を語る
/状態の認識による存在
/私は誰かにとってのシュレディンガーの猫
/吾輩はシュレディンガーの猫である
/私という曖昧な存在

/語る術を私は持たない
/愛は不滅だと信じたいのです
/白銀に呑まれた獣
/どうか憎まないでくれ――復讐という結末は余りにも悲しい
/微笑みの裏に哀しみを湛えて

/色知らぬ白雪のうつくしさ
/痛いほどに飽きるほどに感じればいい
/感じたから僕は生きた
/愚かでも僕はあなたに縋り付きたくはないのです
/完璧じゃない神様を憎めはしないのさ

/悪趣味ゴッド
/必要で不必要な私
/マイワールドイズノットユアワールド
/電線が踊っている未だ色の見えない1月の空
/神様はどうしてもっと強く人間を創らなかったの

/何が僕の拳を固くさせるのか
/だから僕は歌うのさ。心死んでしまわぬように
/湿った土の匂いが生命を歌っている
/何かの糧になることは無意味な死より余程良いもののように思われた
/浅瀬に沈む夢

/僕が何よりも大切にしていた愛の果実は僕自身のエゴによって食い散らかされてしまいました
/きっと僕らは思ったよりも単純で複雑
/地獄でお会いしましょう
/繰り返すさよならに痛みを覚えるよりも、新しい始まりに喜びを添えよう
/生まれた感情を殺す術を知らない

/白い枝に巻き付けた紅いリボン
/何時か来る終わりが今日来たというだけ
/震えない喉を掻き鳴らして
/終わりは真っ白だった始まりも真っ白だった
/君が君であるが故に私達は理解し合えない。しかし、君が君でなければ、私は君を愛さなかっただろう


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