2201〜2250 | ナノ

/早いか遅いかというだけで
/責任なんてあってないようなものだったじゃないか
/恋だってさ、愛だってさ、馬鹿らしかったなぁ、そんなことで騒いでいた僕が
/ああ、誰か、この負の連鎖を断ち切ってくれ
/心臓を喰らう獣

/3時の惨事
/心臓に残ったしこり
/鴉みたいに舞ってみたの
/同族嫌悪だなんて死んでも認めるつもりはないのだ
/所持されるという幸福

/ああ、せめて、君と一緒に火葬して
/スパイスの様な男
/感情に支配される僕
/愚かな仔羊は闇の底
/考える前に感じている恐ろしさに気付いて僕は泣いた

/とびきり甘くて泣きそうな夢が見たい
/あんたに逢ってさ、俺も人間だったんだって思ったんだよ
/俺より先に死んでくれるなよ、お願いだから
/予期せぬ傷跡
/泥だらけのスニーカーで踊って

/煤けた踊り場で君とワルツを
/ぼくだけのことばをさがして
/一万人の悲鳴と非命
/電気切れの自販機
/踏み潰した星の名前

/安易に生み出される羊
/待っていたのかもしれない。殻を壊してくれる存在を
/それを弱さだと嘲る資格など貴方にはないでしょう
/真空に響く歌
/朝焼けの香りに沈んでみた

/幸せだと言える恋であればよかった
/欠伸ひとつと涙ひとすじ
/第三の選択
/俺は誰の味方でもない
/俺は俺だけの味方

/僕は卑怯な蝙蝠になりたい
/責められるいわれもない
/それでも人が好きだった。大好きだった
/今ここにいる私こそが真理
/ないはあるであるはない

/さあ、歌おう。喜びと悲しみの歌を
/地獄でも笑ってみせるよ
/明るい愛の歌を教えてよ
/打ち砕かれた幻想に埋れて僕は確かに微笑ったのだ
/その痛みを痛みとも呼べない

/世界は愛を忘却した
/SEX産業の廃棄物
/呪われた連鎖の端っこで私は子宮を憎んだ
/最期の瞬間、僕は笑った。痛みよりも、人間の愚かさに僕は悲憤した
/ああ、ぼくもにくのかたまり。これらとおなじもの。これらとおなじなかま


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