2001〜2050 | ナノ

/アンドロイドとラブソング
/この小さな温もりを失ってしまわないように
/クラッカーを囓るクラッカーにクラッカーをブチ撒けて
/人間を愛した神様を愛した天使
/スケープゴートとエスケープ

/干からびた嘔吐物と愛の残像
/おろかなかなりあこえをなくしてなくこともうたうこともできずに
/我々は未だ神の手の平の上で踊る人形である
/人間はみんな恐ろしいのです
/人間とサイボーグとロボットと

/遺伝子の嘆き
/冷たい背筋
/純粋な好奇心が彼に殺人を起こさせたの
/痛みの海に溺れる
/どうしようもない事実で、だけど、悪くはなくて

/さようなら、お前もすぐに死ぬだろう
/溶けて崩れた蝋人形
/君の存在こそが優しさそのものだったのです
/今から世界を壊しに行こうか
/まるで、世間話をするみたいに君はそう言った

/柔らかなタオルと固い枕だけが私の髪を撫でるの
/皆、生きたがっていた。けれど、それと同じくらい死にたがっていた
/ああ、あいつは余りにも醜くて美しい奴だったよ
/深い淵で聞くのは何時も貴方の声で
/報われなくてよかった。報われたくもなかった

/まるで子どもの恋愛みたい
/ただ、僕も世界の一部であるというだけで
/無人国家
/僕は何時か塵になって宇宙を漂うのだ
/何てことのない話

/関係ないよ、傷なんて。何時かは全部燃やされてしまうんだから
/僕の骨を君にあげる
/言い訳マニア
/僕が生まれ変わりたくない理由
/僕の魂に君を刻んで

/痛みを紛らわせるのは何時だって怒りと憎しみである
/一瞬の煌めきの間に死んでいきたい
/僕はその瞬間に喜びすら感じていたのです
/破滅の美学
/逃げ場所がないのなら立ち向かうまで

/僕は今を生きることで神様に喧嘩を売っているのです
/そして、何時かのイメージが僕へと漂着する
/挿れる挿れられるなどという単純な話ではないのだ
/拒否しているのは君? それとも、僕?
/開かれた手の平に唇を寄せて

/俯いていたら本当に泣いちゃいそうだから、ぐっと堪えて前を向いて歩くの
/フライドポテトくんとオニオンリングちゃん
/何だかとっても嫌な気分
/夜中に台所で包丁を見つめて
/立ち尽くす愚か者


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