1801〜1850 | ナノ

/本当に痛いのは身体じゃなくて心の方だったんだ
/廻る巡る悲しい魂
/それは本当に幸福だったのでしょうか
/君が笑って僕が笑って、それだけで
/君のことずっと覚えてるよ

/このまま砂になってしまうのも悪くはないのかもしれない
/全ての負の感情がぼやけていく
/憎しみの輪郭
/もう一度だけ望んでもいいのだろうか
/ああ、そうか、寂しいんだ。コイツも俺も

/俺を憎めと彼が言う
/生きる事も死ぬ事も許さないなんて、なんて、傲慢
/偽善者ヒーロー
/見て見ぬ振りするあの人は
/よく見て御覧。あれが憐れな神の末路だ

/神は愚かな人のために生まれ、愚かな人のために死んだのです
/さあ、人差し指を突き立てて
/暗黒から生まれ出でた一雫の光が始まりの朝を呼ぶだろう
/人工の血と肉と皮膚と涙と
/デュラハンに口付け

/さよならが言えなくなってから泣いたの
/つよくなんて、なれないよ
/人間のゴールは死である
/覚悟のない手で私に触れないで下さい
/荒野を歩く

/裏切りと喪失感と怠惰な空虚と
/ノイズの雨に打たれて
/ベルベットに沈む夢
/ほら、今日もまたバカな大人が吠えてる
/陽気な歌でも歌おうか

/見えているもの見えないように両目を隠して心を塞いで
/何がわかるものか、自分が無知であるということを知らないコイツ等に
/可哀想なユダ
/神様の涙で世界が流れてしまうよ
/人は愚かだねと神様が笑った

/触れ合わない手の平から零れていく体温が切なくて
/夜のベールで君を攫って
/夜深けに優しいキスをして
/可愛くないペット
/愚者の哲学

/卓上に空想の海を描く
/さあ、太陽を攫いに行こうか
/指先の傷と恋心の疼き
/炭酸水的恋模様
/時計の針は止めたまま

/スリーセブンを味方に付けて
/神様を捨てた日
/浮輪を付けてあげる
/本当の孤独をプレゼント
/溜息を乗せた紅い林檎を冷たい冬の水底へと落として


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