1651〜1700 | ナノ

/人間飛び出し注意
/嗚呼、私は彼にとって、望まれなくとも必要不可欠なものになりたかったらしい
/下手くそな絵描き
/爛れた心臓から零れる愛憎
/簡単に忘れられる恋など恋ではないのだと涙も流さずひっそり泣いた

/愛していたさ。ああ、本当に愛していたんだ
/素直に甘えてみればよかった
/それでも、愛することを止められなかった
/愛は全てを許すだろうか
/私は貴方が目覚めない事を願う

/その痛みは愛の様であった。そして、また、哀しみの様でもあった
/人は神を横暴だと言う
/神は人を傲慢だと言う
/吐き出したのは鉛の心臓
/黒い息吹

/溜息と共に心の中へ黒雲を大量生産している
/Please say me “I love you”
/貴方への愛をうたえないのなら(声など要らない)
/責めることも憎むことも、したくはなかったので
/雨に濡れる貴方が輝いてみえたのです

/対岸の人
/あぁ、喰いたい
/『お前だけはいなくなるなよ』と彼が泣く
/奪った命の重さに眩暈がする
/古惚けた花の香

/当たり前の幸せが当たり前を壊した
/モノクロ越しの世界
/空想リアリズム
/バニラの口づけ
/最期に見るのが貴方の様な優しい人の顔でよかった

/まるで太陽みたいな人
/帰ってこない言葉を待っている
/感情の琴線に触れる
/好きだと言った。嫌いだと言った。そのどちらも嘘ではなかった
/太陽が泣いた日

/それでもまだ待っているのだろうか、あの温かな体温と甘く重厚な声を
/残された色違いのカップだけが貴方を覚えていた
/愛されない獣
/言葉にならない感情で引き留める。まるで子供に戻った様に
/泣きそうな顔で笑う君が愛しい

/待っていて、必ず迎えに行くから
/腕の中の太陽
/不純思想
/ビースト・セックス
/思ったよりも世界は美しいらしい

/幸福の温度
/晴れ渡った青い空と、心地の良い潮風と、爽やかな緑の匂い
/あなたの笑顔は今日も美しい
/赤く汚れた指先が冷たい
/安っぽい紫煙を吸う小悪党


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