登場人物一覧


◆銀骸(ギンガイ)
≫男/188p/妖怪/がしゃどくろ

年齢(外見)≫
1300歳くらい(20代半ば)

性格≫
基本的に自由人。飄々としていてどこか掴みにくいところがあるものの本人は割りと友好的に接しているつもり。妖怪の性からか他者を騙したりからかったりと悪戯をするのが好きな傾向にある。妖怪には寛大だが、人間に対しては餌、または暇潰しの玩具としか思っておらず扱いがぞんざい。美しいものや粋で風情のあるものを好む。酒と煙管、女遊びが好き。

容姿≫
癖のない黒髪は襟足が長めで、日に弱い目を守るように前髪もやや長め。瞳の色は少々青みが帯びた銀色で切れ長の目元。長身でやや線が細めであるものの、それなりに筋肉が付いた引き締まった体型。服装は上質な着物に羽織という格好が主。派手なものは好まず、落ち着いた色合いのものが多い。

能力≫
武器化(人型時に自身の骨を体外に出して先端を尖らせたり、骨質を強化して武器として使用することができる)
変化(本来の姿から人型にのみ変化が可能。また、手や足など一部の変化を解くこともできる)

弱点≫
日の光や強い光。純度の極めて高い水は骨が溶けるため苦手。

備考≫
本来の姿は巨大な髑髏。埋葬されなかった死者達の骸骨や怨念から生まれた人喰い妖怪。現世では人間を襲い、人間を握り潰して食べる妖として知られている。現在は気儘な性格により見境無く襲ったりはしないものの、その反動か否かは定かではないが女遊びが激しくなった。妖怪となり長い年月を経たことにより変化が出来るようになり、それからは動きやすさから人型であることが多い。一人称は俺、二人称は君。

◆縁(エニシ)
≫女/166p/妖怪/化け狸

年齢(外見)≫
秘密(20〜23歳)

性格≫
面白く楽しいことが大好きで常に遊び心を忘れない好奇心旺盛なタイプ。つまらない固定概念や厄介事が大嫌いで、臨機応変を基にした柔軟な自由思考を持つが、その実はただの変り者。また、狸らしく手練手管を用いては意地が悪くとも憎めないお調子者を演じることも。人付き合いは自分が束縛を嫌うことから浅く広くが基本であるが、心を許した対象には同等な砕けた付き合いを好む。

容姿≫
緩く波打つ赤銅色の髪は腰下くらいの長さがあり、気分により簪などで結い上げていたりする。瞳は薄い青緑色で少々垂れ目。肌は色白で二十代半ばの顔立ちをしており、女性らしい凹凸のとれた体型をしている。雅で上質な和服にレースやフリルを合わせた和洋折衷な服装を主に好むが、お洒落好きでもあるためドレスや貴族淑女のような格好もする。変化時の獣型の毛色も髪と同じ赤銅色。

能力≫
変化(獣や人間など老若男女問わず化けられる。)
幻覚(自分を中心とした半径10mの範囲内で幻覚を作ることが出来る)

弱点≫
尻尾を強く掴まれると妖力が不安定となり、変化が解け獣型に戻ってしまう。

備考≫
本来の姿は赤銅色の狸。獣型の時でも言語を話すことは出来るが、狸の性から化けることが好きで人型でいることが多い。他者をからかったり欺いたりするために獣や老若男女問わず変化することもあり、変化により狸耳や尻尾を隠すことも出来る。妖怪の一生は長いからと暇潰し感覚で人間に混ざり遊女として遊廓で働いたり、学生に化けて学問を学んだりと自由気儘に生きている。一人称はワタシ、二人称は貴方(様)。男性のみ坊っちゃん、旦那、女性のみお嬢ちゃん。

◆朱魏(シュギ)
≫男/184p/妖怪/酒呑童子

年齢≫
見た目は25歳程度

性格≫
自由気ままで、世界は自分中心で回っていると思い込んでいる自己中。嫌いな奴はとことん嫌い、気に入った奴には不器用ながらも優しく接する。好き嫌いが激しく、頑固。特に上質な物がいいというこだわりは無く、好きになったのならばどんな質素な物だとしても愛す。女と酒が大好きな救いのない変態。

容姿≫
金の瞳に色素の薄い茶。髪の毛質は少々癖があるようで、所々はねている。というのも、髪の長さが不揃いなのも原因だろう。右目を長い前髪で隠しているが、ただ単に切るのが面倒で伸ばしすぎたのを右に流しただけ。腰のあたりまである髪は左の首元で緩く括っている。耳が人間と違い少々尖っており、左の耳にはピアスのような物がついている。左目の下に刺青なのかわからないが円形のマークがある。左の八重歯が長い。肢体はすらっとしているが、ちゃんと筋肉はついている。無駄な脂肪や筋肉は無い。右の胸には草書文字で“酒”。

服装≫
露出魔故に前を大きく肌蹴させ着物を着ている。着物は暖色系の色の物。下に袴を履くことが多い。

武器(能力)≫
武器は大きなひょうたん(酒が入っている)
日本刀(何処からか出す)
変化→角が生える。力や回復能力が格段に上がる。

弱点≫
綺麗なお姉様方、神便鬼毒酒(鬼にとっては猛毒)

好き/嫌い≫
綺麗なお姉様方、酒(神便鬼毒酒は除く)、散歩/たくさん

備考≫
鬼の頭領、酒呑童子。本来の姿も人間の姿も大差は無い。若かりし頃(今も若い方だが)は見境無く人間を食らい殺して歩いた。現在は人を食らう喜びでは無く、他のことに喜びを覚えたために食うことは無くなったが為に、鬼本来の力は少しずつ弱まっているが本人は気にしない。一人称 わし、二人称 お主。

提供≫十六夜桜真 様

◆白銀(しろがね)
≫男/178p/人間/職人

年齢≫23歳

性格≫
どこか緩い雰囲気があり、実年齢よりも若く見られる。明日は明日の風が吹くという能天気かつ楽観的な思考の持ち主。しかし仕事となると普段の呑気さは一転して職人気質となる。縁と出会ってからは彼女が関わると些細なことでも余裕がなくなり、空回りすることがしばしば。愛情表現は直球で独占したい気持ちはあれど、縁の枠に捕われない自由な心に惚れていることもありイマイチ自分の気持ちを押し切れずにいる。

容姿≫
銀色で前後左右と不揃いな短髪。瞳は闇夜を住まわせたような漆黒で、やや細目。健康的な肌色をしており、腕や手には簪などを作る作業中に付いた小さな傷痕がちらほらと残っている。職業柄それなりに筋肉があり引き締まった身体。服装は仕事では黒色の作業着、それ以外では落ち着いた色合いの和服を見苦しくない程度にゆったりと着ている。

能力≫
邪気払い/邪悪な気を払い清める力。
術式/魔除けや治癒といった効果を物に宿すことが出来る。

武器≫護身用の小刀。

備考≫
簪や櫛などを作る職人。能力持ちの人間。縁に一目惚れし、妖怪だと知っても気持ちは変わらず真っ直ぐに彼女を愛している。その想いは現世と人間としての人生を躊躇いなく捨ててまで縁を選び妖浮世でへと渡るほど。
一人称は俺、二人称はオマエ、〜ちゃん、〜くん。時に名前を呼び捨てたり、妖怪名だったり。

提供≫魅羅 様

◆雪花/玉雪(せつか/たまゆき)
≫女/158p/人間/遊女

年齢≫18歳

性格≫
おしとやかで可憐な大和撫子。どんな相手にも丁寧な口調で接し、皆平等に見る。だが芯は強く自分の信念に正直で、それが害されることがあれば誰であろうとも強気に食って掛かるという勇ましさみせる。一度決めたことは頑なに曲げようとしない頑固な一面も。

容姿≫
少々青みを帯びた真っ直ぐな黒髪で前髪は目の上で揃えられ、右の一房を三つ編みにし、それ以外は後ろ髪が少々出ているが普通の花魁のように結う。瞳は紅梅色。年齢は18歳だが、幼く可愛い系の顔立ちから16歳くらいに間違われる。縁ほどではないが、それなりに色っぽい体付き。服装は花魁なので少々派手で、肩を出して着ることが多い。あまり色っぽい色合いは好きではないらしい。

弱点≫
弱点という弱点はないが、男性の力にはやはり適わない。

好き/嫌い≫
外の世界/体目当ての男性客(銀骸は除く)

備考≫
縁が以前いた現世の遊廓の遊女。昔、瞳の色が恐ろしいという理由で売られたが、そんな境遇でもいい子に育った。外の世界に憧れを持ち、いつか行きたいと願うがそれは叶わないと知っているため諦めている。雪花は本名、玉雪は遊廓で使う名。人の名を呼ぶときは必ずといっていいほど様を付ける。一人称は私、遊女時はあっち。二人称は貴方、遊女時は貴方様。

提供≫十六夜桜真 様

◆九十九(つくも)
≫男/170p/妖怪/生霊

年齢≫18歳

性格≫
弱虫で臆病者。一人じゃ何も出来ないんじゃないかというくらい頼りない。だが、いざ一人になると最低限のことは泣きながらやる。気が弱い分、人の感情を読み取るのが得意で人一倍優しいいい子。自分の大切な人を馬鹿にされるのが嫌いで、普段からは想像がつかないような怒り方をする。ある意味での二重人格かもしれない。

容姿≫
雪花にそっくり。真っ直ぐな濃紺の髪に深緑の瞳。自分に自信がないことから顔が隠くれるようにと長くしているが、前が見える程度にはなっている。雪花と逆の左の髪を三つ編みにしており、その他の髪は簡単に一つに結っている。体付きは少々貧弱で猫背。甚平をよく着ていて、袴姿にもなるが着流しは着ない。地味な色合いを好む。

能力≫
幽霊らしく浮遊、透明化、取り憑く。また、意思を送り生きていない無機物な物を動かすことができる(俗にいうサイコキネシス)。ただ、この能力は多用すると一時的に本人が形をとっていられなくなる。

弱点≫
犬、またはビックリすること。臆病者故にそういう系統は苦手。

備考≫
雪花の負の感情などが集まって実体化してしまった生霊。故に雪花にとても似ている。ドッペルゲンガーといわれる存在に近い。縁の義理の弟として世話になっている。現世では昼は半身で、夜のみでしか全身を現せないが、常に妖気が満ちる妖浮世では昼夜問わず実体化出来る。一人称は自分、二人称は貴方。

提供≫十六夜桜真 様





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