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しろやぎさんからおてがみついた


 珍しく鍵が開いていて。大して考えもせずに入ると、この時間にしては珍しい人物が目に入った。


「おはようさん、真田」


くろやぎさんたらよまずにたべた


「ああ」


 その時、どうしてお前が居るんだ、だとか、寝坊助が珍しいな、だとかは咄嗟に思い付かなくて。

 いつもみたいに皮肉を言われなかったから、余計に調子が狂ったのかもしれない、なんて思った。


しかたがないのでおてがみかいた


 けれどそのまま特に会話もなく、皆が来て朝練が始まって。


―(……む、)


さっきのてがみのごようじなあに


 終わって、普段通りに教室へ向かう。そんな朝だった。




***




くろやぎさんからおてがみついた


 残念なことに一人だけ別方向だけど。特に気になんてならないのに、今日は一人ではなかったようなので、少し。


「バス通学だったのか」


しろやぎさんたらよまずにたべた


「俺だけ、な」


 その時、同学なんに知らんかったんか、だとか、お前さんこの線なんか乗ってちゃんと帰れるんか、だとかは咄嗟に思い付かなくて。

 いつもみたいに高圧的に来られなかったから、余計に調子が狂ったのかもしれない、なんて思った。


しかたがないのでおてがみかいた


 けれどそのまま特に会話もなく、あっさり景色が流れて、ドアが開いて。


─(……んー、)


さっきのてがみのごようじなあに


 閉まって、また一人になる。そんな帰り道だった。




end
※ImpeRatoR一周年記念


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