べろんべろんになるくらい、きみに酔っちゃいたい。

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体に悪いものが食べたい。じぶんを痛めつけたいわけじゃない。でも、体に悪いものが食べたい。ちょっとした悪をしみこませたい。

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あたしのあげた腕時計があなたの手首に痕を残す。あたしはあなたの恋人ではないからあなたの鎖骨に赤い痕は残せないけれど、あなたの手首には痕を残すことができる。あなたはその痕になにも思わないでしょう。でも、あたしはあなたの痕を見るたびに、強く強く思う。あなたはあたしのもの。

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魔法の呪文、すきすきすきすきすしたい。

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あんなにたくさんいた人たちが夕日の国に帰っていく。夕日の国に吸いこまれていく。わたしはまだ止まらない。ドアの外にはいけない。わたしの夜の国まであと38分。

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はぐれてしまった。人ごみの海を掻きわけて捜すけれどみつからない。どこ?どこ?人ごみの海を掻きわけて捜すけれどみつからない。ねぇ、あなたはどこにいるの?

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ああ、きっと、今、あたしが血を吐いて倒れても、なんにも変わらないんだろうな。

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タクシーの運転手に世間話も愛想笑いもなく、ただただ走ってもらいたいの、夏がきました。

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杏露酒をロックでひとつ。ハイボール。ハイボールをもうひとつ。カシスオレンジをみっつ。あと、カルーアミルクをひとつ。以上を真夏の夜の居酒屋で女ひとりが飲んでよろしいですか?

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ミルキーはママの味。あたしのパパの味は日清カップヌードル。

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