「あんたって…、あのSEX狂いのなにがいいわけ?」

だって、あたしが男だったら(そりゃあもう、女という女が惚れちゃうような美男子よ!)土下座しても、NO, THANK YOU!なBICHIだもの、あいつ。

「な、なななななに言ってるんだよストッキング!」
「あら、なにあわててるの?あたしパンティだなんて一言も言ってないわよ、ギークボーイ」

赤髪のギークは、そんな!とかひどい!とか、叫んでいるけど、知らないわ、そんなことどうでもいいもの。

「ねぇ、ギークボーイ、」

あたしはそう言って、ボーイの鼻にフォークをつきつける。(ひぃぃ!ですって失礼ね、刺さないわよ)

「あんたは、あの、チン*狂いでSEX依存症でブロンドバカでウルトラBICHIの、どこがいいの?」

……なに、必死になってるのかしら。バカみたい、バカだわ、せっかく、シェ・ルルゥのフルーツタルトを食べてるのに、味がしないなんて!

「あ、のさ、ストッキング…、」
「なに!なんなの!どこよ!」

あーッ!もういい!ギーク!もういいったら!この話はおわり!

「わ、わかんないよ、だって…、一目惚れだもん…」

って言うはずだったのに、怒鳴って終わらせるはずだったのに、…あああああああ、

「ギーーーク!!!!!」
「へあ?」
「く、う、き、よ、み、な、さ、い、よ、ッ!」
「わっ、痛ッ、痛、もうッ、痛いってば、やめてよ、ストッキング、なんで怒ってるのさ!」

怒っ…、〜〜ッ!バッカじゃないの!

「怒ってないわよ!!!!!」

うっ、嘘だぁ、ストッキング、すっごく怒ってるじゃないかぁ!

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