薄着するあのこがこわいいつまでもだれに呪いをかけているのか
見ないでよだれも見ないで女子トイレずっとひとりに流しつづけて
うれしかったきみが眉毛を描かないでぼくの目を見て話してくれて
公共の場できみは言う響く声いないいないばぁいないいないばぁ
たかいこえふさふさまつげしろいはだぽよよんおっぱいぼくにないもの
ひくいこえすねげとにきびかたいむねきらいばかりですきがないぼく
白いコートは悪魔の服だ冬の朝きみのまえには松井先生
あのときもラッキーストライク吸ってたよねあのことおなじラッキーストライク
すぐわかるすきな男の口の臭いはキスしないのにあたし知ってたよ
ひゅうひゅうと風が吹いてる捨てられた選ばれなかったぼくはぼくだけ
そんなにもぼくのとなりはいやですか光るオレンジ黒く塗りたい
勃起なんてできないけれどなんとなくしたいと思ったあの娘の脇で
タイツはな裂くためにあるでもきみはいつまでもたってもぼくを裂かない
座らせて叫びたくなる快速の揺れにまかせてすました顔で
きみはすぐあたしの髪を梳くけれど平安時代はセックスなんだよ
安っぽいプレハブの中に住んでいるまるで上野のパンダのように
堀くんも運転免許をもっている三年前にあの堀くんが
ばかはいやツンとすまして言いましたほんとはすきなの最下位の人
ばかだけどおれ委員長のことすきだった堀くんは過去あたしは今も