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風丸くんとはつきあってないと名前はいった。僕のために、可愛くなったと名前はいった。




ねぇ、これって、自惚れていいの?





「名前…、それって」




「私、私が好きなのは…!」




僕は制止の声も聞かずに半ば強引にドアを開けた。



びっくりした彼女の顔は涙でぐちゃぐちゃになるどころか、なんだか綺麗で、愛しくて。



「名前が、好きだ」



有無を言わさずに抱きしめた。










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