夜の校舎を練り歩く
次の朝。
いつも通り朝早く起きて弁当を作り学校へ。
そんな毎日がしばらく続いたある日。
私はいつも通り朝早く起きて弁当を作り学校に行った。
そしていつも通り席に着こうとすれば制止の声が。
「やぁ!!江藤さん!!」
『…清継くん…』
斜め前の清継だった。
「妖怪は素晴らしい!!」
私が振り向くと清継くんは妖怪の話を意気揚々としだした。
『…』
…清継くん。
妖怪の話長いよ。
そして話の途中に出てきた奴良くんが困ってるよ(一応名字のくん付け)…。
そしてそもそも何故私が呼ばれたのか?。
『…へぇ…妖怪ってカッコいいんだね!!人間に好い人と悪い人がいるように、妖怪にも好い人と悪い人がいるんだ…』
「そうなんだよ江藤さん!!いや〜君なら分かってくれると思っていたよ!!」
『あはは…』
そういう意味らしい。
「もしかして……清継くん!?」
「うわさの……旧校舎も!!!」
「あぁ…行きたいと思っている。」
「えぇ〜!?」
「それは…ちょっと…危ないって!!」
旧校舎。
最近噂になっている場所…野次馬達も制止の声をかける。
「みんなにも協力してほしいと思っている…でも生半可じゃない本物の有志を期待している!!」
その言葉に一人一人去っていく。
[ 13/40 ]
[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]