夜の校舎を練り歩く

次の朝。
いつも通り朝早く起きて弁当を作り学校へ。

そんな毎日がしばらく続いたある日。

私はいつも通り朝早く起きて弁当を作り学校に行った。

そしていつも通り席に着こうとすれば制止の声が。


「やぁ!!江藤さん!!」


『…清継くん…』


斜め前の清継だった。


「妖怪は素晴らしい!!」


私が振り向くと清継くんは妖怪の話を意気揚々としだした。


『…』


…清継くん。
妖怪の話長いよ。
そして話の途中に出てきた奴良くんが困ってるよ(一応名字のくん付け)…。

そしてそもそも何故私が呼ばれたのか?。


『…へぇ…妖怪ってカッコいいんだね!!人間に好い人と悪い人がいるように、妖怪にも好い人と悪い人がいるんだ…』


「そうなんだよ江藤さん!!いや〜君なら分かってくれると思っていたよ!!」


『あはは…』


そういう意味らしい。


「もしかして……清継くん!?」


「うわさの……旧校舎も!!!」


「あぁ…行きたいと思っている。」


「えぇ〜!?」


「それは…ちょっと…危ないって!!」


旧校舎。
最近噂になっている場所…野次馬達も制止の声をかける。


「みんなにも協力してほしいと思っている…でも生半可じゃない本物の有志を期待している!!」


その言葉に一人一人去っていく。

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