underneath the christmastree 8





23日に、前から企画していたクリスマス女子会@九ちゃんの家がお昼から開催された
飾りとか、ご飯とか、前もってみんなで用意して
仲良しのいつものメンバーで食べて話して
話して話す

女の子が集まれば、話題は自ずと恋愛の話になる。

「神楽ちゃん、クリスマスはどこ行くの?」

「分かんないアル」

「2人で話はしていないのか?」

「うん、昨日、どこか行きたい所あるかって訊かれたけど、結局待ち合わせ場所と時間しか決めてないネ」

「ま〜あ〜、2人で出掛けられるだけいいわよねぇ〜
私だって銀八先生と想像ではデートするけどね。
でも、まさか神楽ちゃんと沖田さんが2人で出掛けるなんて思わなかったわ〜」

「それは私も同じヨ。
っていうか、今もちょっと信じられないアル。
なんか売り言葉に買い言葉っぽいけどナ」

「あ、そういえば、明日の格好とかってもう決まっているのかしら?」

「格好?」

「そうよ。折角の記念すべき初デートですもの、オシャレしていったってバチは当たらないわよ。
まさか、普段どおりの動きやすい格好で行くつもりじゃないわよね?」

お妙の黒いオーラが発動している。マズイ。逆らっちゃいけない

「い、いや、落ち着いてヨ、姉御。
どうしようか考えてたけど、良い考えが浮かばなくって・・・・」

普段と同じ格好で行こうと思ってた、なんて恐ろしくて言えない。

「そーいう事なら、私たちに任せなさいよ。
この、オシャレ番長さっちゃんの手にかかれば、男を落とすデートスタイルなんてちょろいものよ」

「服なら、僕のものを使ってくれ。
背格好は一番近いし。」

それから女子3人が、神楽マネキンに、あれがいいだ、こっちのほうが似合うだなんだと服をあてて、コーディネートを熟考をした。

結局それは夕方まで続き、服の組み合わせが決まったところで、クリスマス会はお開きになった。

「ネックレスくらいはちゃんとつけていきなさいよ〜」
と言われながら、曲がり角を別れた。
手には、行きにはなかった服の入った大きな紙袋が下げられていた。


決戦は明日


8/11


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