数ヶ月前だ。
ずっとずっと好きだった子に勇気を出して想いを伝えてみた。

…でも、結果はいいものじゃなかった。

「ごめんなさい…」

あぁ。終わった。
終わったな。

いさぎよくあきらめよう

…そう思っていたのに…








最近、なんだかおかしいのだ。

「神童くん!おはよう」
「…!あっ…おはよう」

なんだか、最近やたらと声をかけられる気がする。

振られたはずのななしに。

勘違い?気のせい?

もともと仲はよかったが…あの日以来さけるようになってしまった。

嫌われても仕方ないのに、また仲良くなりたいと思ってくれているのか?

―…それとも…




帰りの下駄箱でも。


「あ、神童くん。今帰り?」「え?あぁ…帰り」
「偶然だね!私もなんだ。よかったら一緒に帰らない?」
「…あぁ」

偶然にしてはできすぎな気がする。

部活でいつも遅いのに…週二三回はおなじような会話をしてる気がする。

俺と帰りたくて待っていてくれたと思ってしまっても仕方ない



「……」
「……」
「あの…さ」
「何?」

なんだかとても嫌だった。
このもやもやした気持ちが。

「違ったらいいんだ。」
「…うん」

「最近ずっと思ってたんだ。もしかして……もしかしたら…って。…俺のこと…好きなのか?」
「!」

彼女の顔なんかまともに見れなかった。
いったいどんな顔すればいいのかわからなくて



「…ごめん…なさいっ」


「…」


…あぁ。
まただ。
あの時と同じ謝罪の言葉。

やっぱり勘違いだったのか

「そうか…。ごめん」

なんだか、泣きそうになった。
泣きそうなのをこらえて、そのままはしりだしてしまおうかと思ったとき、突然何かにひっぱられた

「ちがうのっ!」
「えっ」
「そうじゃないの。好きなの…」
「……?」

驚いた

これは…現実なのか?

「あのときふっておいて、いまさら好きになったからまた仲良くしてほしい…なんて都合良すぎだよね。ごめんなさい」

彼女は俺の腕にだきついたまま泣いていた。

とりあえず落ち着かせようと、頭を優しく撫でる

「…神童くん?」
「…いいんだ。別に。迷惑じゃなかったよ…ただ、どうしたらいいか困っただけで」

彼女の方を見ると、泣き顔がぱっと明るくなった。

「じゃあ…私、神童くんを好きでいてもいいの?」
「もちろんだ」
「…ありがとう…嬉しい!」

彼女が嬉しそうに微笑んだ。


まさかの結末

(そういえば…言ってなかったけど、最初告白された時から神童くんのこと好きだったんだよ)(えっ)(恥ずかしくてつい断っちゃったんだ)(…えー…)




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あれ?なんかキャラクター視点になってるw
これは…夢小説でいいですよね?

途中で飽きて適当になってしまってすみませんでした(´`)







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