初めてだから。
ある日の出来事。
私が丁度日直で、教室で日誌をかいていた時だった。
「おい、お前。俺とつきあえよ」
「…はい?」
突然のことだった。
偶然日直が同じで、すこしワクワクしていたのだが…まさかだった。
好きな人に告白されるだなんて。
まぁ…命令形だったけど…好きなんだよね?私のこと…
「うん…いいよ、よろしく」
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そこから彼とつきあうことになったはずなんだけど…
デートどころか、まだ手もつないだことがない。
というか、恋人らしいことを全然してない…
「…ねぇ、京介くん」
「なんだ?」
「今日、よかったら一緒に帰ろ?」
「…あぁ、いいぜ」
「やった!」
そう。心配なら直接聞けばいいだけの話しなのだ。
「じゃあ、帰ろっ」
「えっ…おいっ」
いいよ、という声をきくと私はそのまま彼の手をひいて走りだした。
「どうしたんだよ、いきなり…」
「うん…あのね、ちょっと聞きたいことがあってね」
かなり走ったところで動きをとめ、彼の前に向き直った。
「あのね…私たち付き合ってるじゃない」
「ああ…」
「でも…まだ全然恋人らしいことしてないじゃん…。前と同じ…いや、むしろ前より京介が冷たい気がして。…ホントに私のこと好きなのかなぁって…」
「……」
彼の方をみると、なんだか悲しそうな顔で私を見ていた。
…あれ、まずかった…かな?
「ごめん…」
「…え?…あっ」
謝罪の言葉とともに腕を引っ張られ、そのまま強くだきしめられた。
驚きと恥ずかしさで心臓の音がうるさい…
「ななしにそんな思いをさせてるとは思わなかった…。」
「えっ」
驚いた…
まさかあやまられるなんて
「ただたんに…気はずかしかったんだ…こういうのが…。まさかオッケーされるとも思ってなかったから…さ」
「…なんだ、それだけ?」
「それに、色々としたら嫌がられて嫌いになるんじゃないか…とか考えて…」
「え?…無いよそんなの!むしろもっとイチャイチャしたいもん。」
「…ホントに?」
私の答えに満足したのか、彼の表情がぱっと明るくなった。
「…じゃあ…今キスしてもいいか?」
「…え?……。うん。いいよ」
しばらく間をあけたあと、私はゆっくり目をとじた。
それからすぐ、優しいキスがふってくる。
「……あ。お前…顔すごい真っ赤だ」
「…嘘っ!?」
「ホント。可愛い」
彼が私の顔をみて面白そうに笑っていた。
恥ずかしい…!
「あ、そうそう。お前さっき何しても嫌じゃないって言ったよな」
「え?…うん。」
「じゃあ、これからはお前が恥ずかしくて真っ赤になること、いっぱいしてやるよ。…覚悟しろよ」
「……!!」
すみません。
心臓が持つ自信がありません
*・*・*・*
長かった…。私にとってはこの程度の文章で長いw
もっと長い夢小説かけるように努力したい…です。
アンケートで二位だったので京介かいてみましたが、どうでしょ?
一位はダントツで南沢さんでした。
月山国光verもかいた方がいいのかなー