寸止め

「ねぇねぇ、南沢くん」
「…何?」
「キスしてよ」

彼女が珍しく甘えた声で言った。
普段は恥ずかしがるくせに珍しい

「どうしたんだ?珍しい」
「…別に。いいじゃんたまにはさ…はやくー」
「はいはい。目閉じて」

俺が言うと、彼女はゆっくり目を閉じた。

頬に触れると少し震えた

自分から誘ったくせに、何て赤い顔してるんだ…可愛い

「…南沢くん…?」
「……」

そんな彼女をみてたら意地悪をしたくなってしまった。
キスまであと数センチというところでわざと止めてみた。
彼女の顔がどんどん赤くなっていく

「み…南沢くん…?」

いつまでも来ないキスに、心配になったのか彼女の目がうっすらと開いた。
彼女とばっちり目があう。
俺はその時を狙って彼女にキスをした。

「……!」

驚いた彼女はおもわず体をひいてきたが、体を引き寄せ角度をかえて更にキスを深める

「っ……はぁっ」

唇を離したら、彼女は真っ赤な顔でこちらを睨む

「怒った顔も可愛いな」
「…馬鹿ぁ!」
「自分から誘ってきたくせにそれはないだろ?」

彼女の反応が面白くて笑っていたら、いきなり服を引っ張られて唇にキスされた

「!」
「しかえしっ!」


そして、彼女は真っ赤な顔のまま走り去っていった。
突然のことで驚いた。
あぁ…今俺も顔真っ赤なんだろうな

*・*・*

確かに恋だった 様より。

うまくかけない。
南沢くん地味に難しい!






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