ふわ ふわ




あなたといると心底ほっとする
あり得ないくらい居心地がいい

どうしようもない存在。



ねぇ、って声をかけたら
ん、って返事をくれる
そのあなたの声がすき
言葉ともいえないような短いほんの一音だけど、あなたの優しさ全部つまってる気がして

つい自惚れてしまう程に優しい目で私を見てくれるあなただけど、それは決して私にだけではないのは誰よりも知っているから

一見冷たそうな印象だけど、毎日いつでもあなたの周りには人がいる
みんなが親しみを込めてあなたの名を呼び、あなたもあなたの周りも本当に楽しそう
そうね、みんながあなたを愛し慕う理由なんて誰よりもわかってしまうわ


思いきって、あなたといると安心する、なんて言ってみた夜

自分の苦手なことも
気にしてる短所も
それが私らしさなんだって
前向きに言ってくれたのはあなただけ

くだらないやりとりも
迷惑かなって遠慮したって
大丈夫、気にしなくていいから
って言うあなたに泣きたくなった

お前と話してると落ち着くよ、って
なんでそんなこと言うの…



どこまでも優しいあなたに日に日に落ちていくけれど
私はわかっているの
もうすでに貴方と私はこの関係を変えることはできないこと

知らないでしょう?
私が毎日どんな気持ちであなたの広い背中見ているかなんて


すきだよ
ぜんぶ、ぜんぶ、だいすきだよ


ほんと、どうすればいいんだろう


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