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「だとしたら、全て辻褄が合いますね」

「骸まで…」


だとすると、俺は何かのきっかけにこの世界の『俺』と入れ替わったと言うことか。


沢田は頭を抱えた。

んなあほなきっかけってなんだよこんちくしょうと悪態をついたが、状況は何も変わらない。



「だとすると、そのきっかけって何だよ」

「さあな」

あくまで仮説なんだからなこれはと言いたげに帽子を深く被る。


「じゃあどうすればいいんだよ…!」




大体なんで俺が骸と付き合ってるんだよ!!


俺は男なんだぞ!?


大体俺が好きなのは京子ちゃ―…


ふと脳内を過る黒い影。沢田は嫌な予感がした。

「…あれ?リボーン…ヒバリさんは?」

「ヒバリ?誰だそれは」


…吃驚。


いない?ヒバリさんが…この世界には…


なんで今まで気付かなかったんだ!!


沢田は頭を抱える。

その横で骸がとんでもないことを口走った。

「…まあいいです。君には今から好きになっていただきましょう」


「…は?」
ちょっと待てよ!!

「待てません」


骸はヴヴヴ…と右目を動かしている。


ヤバい。本気だ。アタックしただけじゃおちないと気付いたのか、暗示をかけようとしている。



どうしよう…俺骸のこと嫌いじゃないけど…


「…さん」



「ヒバリさん!!」

正解、とどこかから声がしたような気がした。
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