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「ふーん」


「ふーんって…」


もっと他に言うことないのかよ!!と俺は心の中で突っ込んでみる。


「お前、そうなる前にどこか頭ぶつけてないか?」


そう来たか!!


「多分…ない…」


だって今日は普通に朝起きて、学校に行って、帰ってきたんだよ?!


「じゃあ変な夢見たとか」



夢…



「そういえば…」


確かに変な夢は見た。誰だかわからないけど、俺が愛してるとか言われた夢をだ。


だけど、それとどう関係があるのだろうか。



「それしか今は手がかりはねーんだ」


「てゆうか俺どうなってるんだよ?!」


「単に頭がおかしくなったんじゃねーか」


「ひでぇやっ」


人が真面目に相談しているのに、なんだよその答はよお…。



「疲れてるのかもな」



仕方ねぇと軽く舌打ちした家庭教師様が銃を突きつけて、今日は寝やがれと無茶なことを要求してきた。


「え…でも…」

まだこんなに明るいんだよ?!


「じゃあ死ね」
「わかりました寝ますから撃たないでください!!」


なんだよ無茶いうなよまあいつものことだけどさと俺はぶつぶつ言いながら布団に潜り込んだ。


…もしかしたら、これは夢で、起きたらいつもの俺だったりして、という淡い期待を寄せて俺は目を瞑った。
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