5
「ただいま〜」


「お帰り。つっくん」



台所から母さんが顔を出す。


「ちゃおっす」


「リボーン!!」


よかった。母さんやリボーンは特に変わったところがなさそうだし…


あ、リボーンに相談してみようかな…



まあどうせくだらないとか言われて終わりな気がするが…



「お前、骸はどうした」



「…は?」


ちょっとまて!リボーン!!


骸はどうしたってなんだよ!!なんで今骸の名が出てくるんだよ!


「いつもは、帰ってきたら、骸のところへ行くじゃないか」


ご丁寧に読心術を使って答えてくださったよ…


「…なんで俺が骸のところに行かなきゃならないんだよ」



…嫌な予感がする。


「嘆かわしくもお前ら出来てんだろ?」




…嘘っ




「ちょっと待てよ!!」


「俺を欺こうなんて100年早いな」



「人の話を聞けー!!」



最っ悪だ…一番ダメージが大きい返答でしたよ…



何?こっちの俺は骸と出来てて、遅刻しない真面目な生徒だったわけ?


というか…本当に『俺』なのか…?


「…なあ、リボーン…ちょっと話聞いてくれないか?」



もしかしたらリボーンは何か知っているかもしれない。


微かな期待をのせて、リボーンに今までのことを話した。
[ 5/10 ]
*Prev表紙Next#
top
×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -