「ただいま〜」
「お帰り。つっくん」
台所から母さんが顔を出す。
「ちゃおっす」
「リボーン!!」
よかった。母さんやリボーンは特に変わったところがなさそうだし…
あ、リボーンに相談してみようかな…
まあどうせくだらないとか言われて終わりな気がするが…
「お前、骸はどうした」
「…は?」
ちょっとまて!リボーン!!
骸はどうしたってなんだよ!!なんで今骸の名が出てくるんだよ!
「いつもは、帰ってきたら、骸のところへ行くじゃないか」
ご丁寧に読心術を使って答えてくださったよ…
「…なんで俺が骸のところに行かなきゃならないんだよ」
…嫌な予感がする。
「嘆かわしくもお前ら出来てんだろ?」
…嘘っ
「ちょっと待てよ!!」
「俺を欺こうなんて100年早いな」
「人の話を聞けー!!」
最っ悪だ…一番ダメージが大きい返答でしたよ…
何?こっちの俺は骸と出来てて、遅刻しない真面目な生徒だったわけ?
というか…本当に『俺』なのか…?
「…なあ、リボーン…ちょっと話聞いてくれないか?」
もしかしたらリボーンは何か知っているかもしれない。
微かな期待をのせて、リボーンに今までのことを話した。
[ 5/10 ]