カウント1
〜中学一年4月〜

僕の小学校の時のあだ名はダメツナだった。

俺はそのあだ名は嫌いじゃなかった。

だけど中学ではダメツナのなんて呼ばせない!!

「おい、ダメツナ。」

…チーン


一秒で目標をこわされた…ガーン。

ムカついたから、思いっきりにらんでやった。

「なんだよっ。ダメツナのくせに」

はいはい、どーせ俺はダメツナですよ。

「ま、それはそうと、俺らがいく並盛中ってすっげーおっかない風紀委員会というのがあるらしい。

中でも風紀委員長は地元を牛耳る存在らしい…」

「はい!?」

耳を疑った。そんなバカな話があるわけない。
中学生が地元を牛耳るなんて…

「ありえないよ」

「でもホントらしいぜ。目、つけられたら、生きて帰れないとも…」

マジですか。

「ま、お互い気を付けようぜ」

「あ、うん…」

正直、信じらんなかった。


地元最強(凶)の風紀委員長雲雀恭弥に会うまでは。


2009.02.28
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