プロローグ
「ねぇ……獄寺くん」
「何すか十代目!」
相変わらずの獄寺のテンションの高さに若干俺は引いた。
「最近ヒバリさんに会うこと多いよね」
「まあ確かにそうっすね。あいつ、何十代目にちょっかいだしてんだ」
「何々、マフィアごっこ?」
「山本!」
「お前何しゃりしゃり出てきてんだ!」
「出てきちゃ悪いのな?」
「あはは」
何かこの二人を見ていると悩んでいるのも馬鹿らしくなってきた。
もう俺はヒバリさんの出現率の多さについて考えることをやめ、二人の仲裁をした。
まあ別に通りかかるくらいは同じ学校何だし普通だよな。
その位にしか考えていなかった。
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