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校舎裏に向かいながら、綱吉はふと思った。






(そういえばなんで雲雀さん校舎裏にいるんだろう…草壁さんの話途中までしか聞いてないや。ごめん、草壁さん…)



そうこうしているうちに校舎裏についた。


「雲雀さあー…」






見てはいけないものを見てしまった。






そこには雲雀さんともう一人のすんごく可愛い女の子がいた。


しかもその子も雲雀のボタンを欲しがっているようだった。


幸い、2人はこっちに気付いていない。


綱吉はそのままくるりと踵を返してその場を離れた。



(忘れてた…雲雀さんってモテるんだった。)


性格はあれでも、めちゃくちゃ強い上にめちゃくちゃ綺麗な顔。あれで女の子が黙ってない筈がない。


(そうだった…あはは…あんな可愛い子に「ボタン下さい」なんて言われたら、いくらあの雲雀さんでもあげちゃうよなあ…今まで練習した意味なかったな…)


そして、その足で屋上に向かった。
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