校舎裏に向かいながら、綱吉はふと思った。
(そういえばなんで雲雀さん校舎裏にいるんだろう…草壁さんの話途中までしか聞いてないや。ごめん、草壁さん…)
そうこうしているうちに校舎裏についた。
「雲雀さあー…」
見てはいけないものを見てしまった。
そこには雲雀さんともう一人のすんごく可愛い女の子がいた。
しかもその子も雲雀のボタンを欲しがっているようだった。
幸い、2人はこっちに気付いていない。
綱吉はそのままくるりと踵を返してその場を離れた。
(忘れてた…雲雀さんってモテるんだった。)
性格はあれでも、めちゃくちゃ強い上にめちゃくちゃ綺麗な顔。あれで女の子が黙ってない筈がない。
(そうだった…あはは…あんな可愛い子に「ボタン下さい」なんて言われたら、いくらあの雲雀さんでもあげちゃうよなあ…今まで練習した意味なかったな…)
そして、その足で屋上に向かった。[ 3/6 ]
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