雨模様主がお相手、と言う事で名前変換は女主人公ちゃんです。

※連載主≠凌相手




梓くんと翼くんは、私がこの学園に入学した時に初めて出来た友達だった。学年で遥かに少ない女子と友達になってくれるなんて、本当に珍しいと思う。

「名前!凌兄ちゃんなのだ!」
「先生付けろ」
「因みに…一年星詠み科には凌兄の弟がいるから、また紹介するよ」
「無視すんな!」

二人と仲良くなったからってクラスに馴染めた訳でもない私に紹介してくれたのが凌先生だった。何回も廊下で擦れ違った事があると、目の前で緊張してる私を宥めようと奮闘する梓くんに伝える。

「凌に…凌先生は女性恐怖症なんだよ」
「凌兄ちゃんってばださいぬーん!」

大きな身体でぐるぐると回りながら翼くんは私に向かって、軽々しい口調で言ったけど…大丈夫なのかな。

翼くんと梓くんの後ろで般若みたいな顔をした一条先生がいるんだけ、ど。

「名字に変な事吹き込むアホは誰や?ああ?」
「真実しか僕は伝えてませんから」
「しかも、中性的?な顔をしてるから凌兄ちゃんは男にもモテモテなんだぞ!」
「つーばーさー…?」
「いっっ!?いだだだだだだっ!」

翼くんの前髪を引っ張りながら終始笑顔な一条先生は、私の方へ歩いてきたかと思うと、柔らかい笑顔を浮かべて口を開いた。

「女性恐怖症は治ってるし、男に好かれたんは…学生時代やから」
「…え?」
「やーかーらー…!!そんな引いた目で見やんといてくれへんか?何か本気で虚しいわ…」
「わ、私っ…!!」

急いで謝罪を口にしようとした私を見て、今度は一条先生が焦ったように声を上げる。俯かせていた顔を上げて首を傾げれば、ばちっと合った視線。一条先生は、意地悪し過ぎたなあ…と溜め息を吐きながら口元を再度緩めた。



はろーろー



以下後書き


はすの様


凌と宇宙科組リクエストありがとうございます!もう、きゃっきゃしてないです。出会って
話して翼が凌をいじってるだけです。それで翼が怒られて梓まで調子に乗ってるだけ…あれ夢主ちゃん空…気、な訳ないですよねごめんなさい!!

リクエストに沿えていなければ書き直します!