あれから作戦会議と言われ、休み時間の間ずっと緑間君と私がどうしたらくっつくのかを試行錯誤していた友達二人は結局、まずは、メアドを交換させよう!!という結論が出たらしい。

何その"まずはメアド"って…なんか軽すぎない?あんだけ迷ってこの作戦とか無理あるんじゃ…

まぁ、メアド聞けなくてダメだったら、彼女たちも諦めてこのようなこと(作戦会議)は起きなくなるだろうと思い、作戦にのることにした。

というのも、彼が私と話したりする仲だとしても彼は女の子に少し苦手意識があるみたいで、話も私がふらないかぎりしないのだから、極力話したがらない彼がメアドを教えたくないというと思ったからだ。まぁそれもそれで今までの3日間何度声をかけたか分からないが自分的には仲良くなったつもりでいたから少し悲しいんだけど…
とりあえずダメもとで放課後に話しかけてみることにした。






「別にいいのだよ。俺から送るがいいか?」

「え?」



答えは意外とYES。そんな本日二度目の思いがけない言葉に私の思考が止まる。

それと同時になぜか嬉しい。なんで?


それから赤外線を済ませて部活に行ってしまった彼を見送って一人帰る支度をする。


「メアド…もらっちゃった…」


メアドを交換しただけなのに、なんでか知らないけどニヤけるほど嬉しい。

これじゃあ本当に緑間君のこと好きみたいじゃんか。私。



作戦成功!?
(こんばんわ。いや違う。)
(よっ!なんか軽々しい。)
(久しぶりー。って数時間前に会ってる。)
(あーなんて送ったらいいのー!!)



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