笠松side


本当は断ろうとした。
女の子とまともにしゃべれない俺が付き合うだなんて、まずありえなかった。

でも知ってしまったから、部活の後輩とあいつが…
だったら別にいいじゃないか?
俺がなにしてようがあの二人には関係ないんだからな。



今日のことで俺は決心が付き、隣のクラスの美人と言われている女の子と付き合うことにした。

最初はこれであいつらを考えなくていいかと思われたが、日が経つにつれて、あいつらが気になって気になってしょうがなくなっていた。



「笠松先輩ってなまえのことどう思ってんスか?」


「あ?(つか呼び捨てだし。)別に。」


「本当っスか?じゃあ俺が奪いますから。」


「は?なんで、おまえにそれを報告されなきゃならねーんだよ。バカか!!」


いつも黄瀬は俺よりあいつと仲がいい。端から見たら、お似合いのカップルといったとこだ。だから、もう忘れるべきなんだ。俺は関係ないなんだから。



関係ないと言われて遠ざけられるのがどんなに辛いか、知っていますか
(笠松!!みよじさんが!!)
(なんだよ、)
(倒れたって!!)




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