「はあ〜何やってんだろ…私…」




―「あのな〜、お前は黒子のことどう思ってるわけ?」―



昨日、大我から言われた言葉を思い出して、ため息を一つ。

あのときはとっさに、
「たっただの友達に決まってるでしょ!」

って大声で否定してしまった。
しかも、当の本人に聞かれた。
そうだ、聞かれちゃったんだよ…


「はあ〜」

心の底からでるそれは本日2度目の盛大なため息だった。


実を言うと私は黒子君のことが好きである。

好きになった当初、黒子君とは話す機会などこれっぽっちもなく、むしろ、同じクラスってくらいしか接点がなかった。


けど、最近はよく話すようになった。

それも、全て大我のおかげであって、
あ、いや、大我には私が黒子君が好きってことは話してないけど、
大我の席の隣になったことをきっかけに黒子君とも話すようになった。

それからは、よく2人とお昼食べたり、大我の勧めでバスケ部のマネージャーをやることになったり、2人と帰りが同じ方向ってことで、一緒に帰ったりする仲にまで成長した。

その分、私は黒子君をどんどん好きになった…

二人きりになるともう、心臓がバクバクしたりして、
大我みたいに名前でなんか呼べないくらい緊張したりして、
優しくて紳士的なところに、また、惚れて……


「はあ〜」

「三回目です。何かありましたか?なまえさん。


三回もため息ついてたら、幸せが逃げちゃいますよ?」

「うわっっ!!」



ため息の数だけ....



×
「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -