昔を思い出して、一つため息をした。
「どうしたんだい?洸がため息なんかついて…」
そう聞くのはエイジングのマスターこと、我妻秋一。
「あ、いや、少し考え事〜。」
「少しの考え事には思えない、深いため息だったけど?」
さっすが〜マスター。
「ハハッ。俺があの一言言わなきゃ今頃変わってたのかな〜って…」
「?なんの話??」
「俺の話〜♪じゃあ俺行くとこあるから帰る!」
「?うん……洸?あんま、無茶しないようにね!」
「はいよ〜」
アキもケンもアヤちゃんも、みーんな俺が守って言ったのに…。
一番大事なもん守ってなかったよ……
これじゃあ、劉黒に笑われちまうな。
わるい。
今からでも、遅くないかな?
綺羅ちゃん……?
―洸side終わり―
.
←→