「「弱点…!?」」
一斉にテツに聞くカントク達。
「なんだよそんなのあんなら早く…」
「いや…正直弱点と言えるほどじゃないんですけど…
それよりも、すみません。
もう一つ問題が…」
「え?」
「予想外のハイペースでもう失い始めてるんです」
「………!?」
「テツのミスディレクションは40分フルには発動できないんです。」
「白井!?」
テツの話に突如乱入してきた、俺に驚く主将。
「白井君、それどういうことかしら?」
そう聞くカントクに俺は簡単に話を始めた。
「前に俺、テツは自分以外を見るように仕向けてるって言いましたよね。」
「あぁ、一年対二年のミニゲームのときね」
「んで、そのミスディレクションなんスけど、使いすぎれば慣れられて、効果はどんどん薄まっていくんですよ」
「……………………」
ここまで説明を聞いた、カントクが………
「そーゆー大事なことは最初に言わんかー!!」
といってテツをシバき始めた。
うわお〜
メキメキ言っとる!!
「カントク!!やばい!?テツが死ぬって…!?」
「白井君もよ!なんで言わなかったのよ!?」
「すみません。聞かれなかったんで…」
「テツが言うかと思って」
テツはそのままの体勢で、俺は主将の隣で別にハモらせるつもりはなかったがハモりながら一言。
「聞かな、なんもしゃべらんのか!お前らは―!」
カントクはテツの首に回した腕に力を入れる。
「(でも私もウカツだった―!!こんなトンデモ技がノーリスクでやれるって方が甘いわ…!!)」
―ピーッ―
タイムアウト終了です!!
「あ〜!!黒子君シバいて終わっちゃったーー!!」
「カントク!!このままマーク続けさせてくれ…ださい
もうちょいでなんか掴めそうなんス」
「あっちょ待っ…火神君!……もう!」
「バ神〜精々頑張ることだな!!」
「お前は何様だ!バカか!!」
「うるせーとにかく、1Qまでになんか掴んでこいよ!!」
俺はバ神の背中を叩く。
「――っ分かってるよ!!」
―白早く!―
審判が催促する。
「…とにかくDFはマンツーからゾーンに変更!
中固めて黄瀬君来たらヘルプ早めに!
黄瀬阻止、最優先!!」
「「おう!」」
「あと黒子君はちょっとペースダウン。思いきり点差引き離されない程度に……できる?」
「やってみます。」
素早くカントクは、
指示をした
やっぱり、
そこはカントクだ。早い。
でも、その作戦
まあボックスワンという陣形で、バ神をみんなでフォローして
とにかく黄瀬を止める作戦を立てたみたいだけど、俺が海常だったら好都合かもな…
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