「貰ったァ!」

「まだまだ甘いよ親ちゃん?」

今いる場所は、体育館。目の前で、猿と元親が1on1をしていた。一進一退の攻防をしていて、状況が状況じゃなきゃずっと観戦していたいくらい凄い。
だが見ていても仕方がないので、ちょうど足元にあったballを蹴る。

「あべしっ!」

俺が蹴ったballは、見事元親に直撃した。
元親は某comicの悲鳴をあげながら倒れて行く。
それが、やけにthrowに見える。

「猿、元親、発見だ」

「あちゃー、忘れてた」

「…………………」

俺がそういうと猿は軽そうに言った。
ちなみに元親は気絶している。







あの二人を見つけた後、音楽家で見た目に反して綺麗な音色を奏でていた今川や、自分で仕掛けた罠に引っ掛かってる武田のおっさん、最初っから理事長室から動いてなかったらしい織田夫婦などを見つけ、残すところ真田とオクラ……毛利の二人だけだ。
道中、骨折したり小麦粉だらけになったり落ちたり出れなくなったりとしたが、やっと残り二人となった。今なら感動でマジ泣きできる。
ちなみに骨折比率が凄い高かった。一時間に一回は骨折してた。

………まァ、そんなことはともかく、あの二人のことだ。きっと予想外なところに隠れているのだろう。
そう思い、schoolyardの落とし穴から脱出し、二人を探す。




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