覗いてすぐ見つかった明智は放って置きlibraryに他にいないかと入る。
そしたら、プチッと糸が切れる音がしたと思ったら、上から何か落ちてきた。

「いって………!なんだって………dictionary!?」

そう、上から落ちてきたのは分厚いdictionaryだった。しかも『引っ掛かったな馬鹿野郎』との手紙つき。たぶんこの字の汚なさは、元親だ。

「なるほど、trapアリってか。………殺って殺ろうじゃねェの゛ッ!?」

せっかく俺が決め台詞を言おうとしたところに、かってェボーリング球が頭をゴキャリと直撃した。
いや、いくらtrapっつったってな、限度があるだろ。骨が折れた感じの嫌な音がしたんですが。
つーかどういうtrickだコレ。

そう回らない頭で考えつつフラフラとおぼつかない足取りで奥に進んだ。


先程の頭に直撃系のtrapが連続していたのが理由なのか、頭ばかりに気をとられすぎていた。
うん、そうだよな、もっと警戒範囲広げないとな。たまたま、本当にたまたま腐っていた床を踏んでしまって一階に落ちた。受け身はとったが、そろそろ死ぬかもしれない、俺。
起き上がることを拒否している体を無理矢理起こし、辺りを見回す。
ここはどうやら、teachers’roomのようだ。やはり誰もいない。

「今なら死ねる………」

そう、誰に言うでもなく呟くと。

「どうなされました政宗様!?」

小十郎が現れました。
言ってみるもんだな、今なら893顔の小十郎がangelに………見えねェな、893顔は893顔だ。

「いや………、help頼めるか小十郎?」

ruleにhelpは禁止なんてないしな!!

「もちろんですとも!」

小十郎は、快く承諾してくれた。
前言撤回、やっぱangelに見え…………ねェよな、どっからどう見ても。




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