プロローグ魔の紅眼(クレナイ)
それは代々受けつがれてきたえらばれし悪魔だけがもつといわれる能力。
私は悪魔
悪魔の姫
私の目にはその魔の紅眼が宿っている。
そしてもう一人、さくら紅次郎という魔界ね王子も魔の紅眼が宿る悪魔だ。
今、魔の紅眼が宿っているのは魔界でも2人だけ。
私とジロー
魔の紅眼が宿っている者には代々受け継がれていた使命がある。
それは
魔の紅眼が指した
人物を殺すこと−−
ここは魔法の国、アースランド。
悪魔の私はこの世界のフィオーレ王国マグノリアの街というところに来ていた。
理由はもちろん、魔の紅眼が指した人物を殺すため。
お祖父様(国王)がいうにはこの街にターゲットがいるらしい。
「ここって…どこ?」
初めての街で、完璧に迷ってしまった私。
「迷ったじゃねぇかっ!!」
そう言ったのは外見はぬいぐるみに見えるが実は悪魔のパートナーのペル。性別はオスだ。
「ん〜…確かに迷った…」
広場にあった看板には[マグノリア]とかいてあった。地図を見てみると教会があり、川も流れているらしい。でも一番目を引いたのは…
「妖精の尻尾(フェアリーテイル)?」
この街の一番奥にある建物の名だ。
「ん?[魔導士ギルド]ってかいてあるぞ。セナ。」
「魔導士ギルド…面白そうね」
私は手を広げると、氷のバラを作ってみせた。
「私、魔法つかえるし、閻魔兄からそれは[氷の滅竜魔法]だって教えてもらったもん」
「閻魔からぁ?」
閻魔とは魔界のお偉いサンの閻魔様のことで、昔から兄のようにしたっていた人。
「ふぅん…じゃあ行くのか?その魔導士ギルドってのに」
ペルは私の顔を見て言う。
私はニコリと笑った。
「うん。まずは一様。で、そこに魔の紅眼が指した人物がいたら魂を奪うってわけ」
ペルはホッとした様子で笑うと、私のバックの中に入りながら言った。
「じゃ、いこーぜ」
ペルが完全にバックに入ると、私は歩き出す。
これから知ることになる
つらい真実も知らずに…
to be continued
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