銀河のスピードスター | ナノ











「雨や」

「…雨っすね」

「一年に一回会えるチャンスやのに、会えへんとかどんまいすぎるわ」

「ほんまや、めっちゃ会いたいやろなあ」

「…謙也さんは」

「ん?」

「もし俺が織姫で謙也さんが彦星やったらどうします」

「は、え?」

「今日みたいに一年に一回会える唯一の日に、雨が降ってもうたら」

「雨とか関係あらへん、俺は会いにいくで!」

「は、いやいやいや、無理やん。こっち来れへんのですよ。」

「そんなん関係あらへんっちゅー話や!雨とかどうでもええ、財前に会いに行く」

「っ、あ、そうですか」

「なんやの〜せっかく答えてやったのに。」

「(…あかんわ、不覚にもドキっとしてもうた。)」

「…?財前?」

「あ、や、なんでもないっすわ」

「俺が会いに行ったるっちゅーのに不満そうやな」

「え、そんなことないですわ」

「ほんま?ちゅーか一年に一回とかどうでもええわ。俺は毎日でも会いに行ったる!」

「は?彦星んとこから織姫んとこまで、距離どんくらいあると思っとるんすか」

「浪速のスピードスターをナメたらあかんっちゅー話や!」

「…それじゃあまるで銀河のスピードスターっすね。」

「おっええなあ!かっこええ!」

「しかも謙也さん髪の毛マッキンやから、流れ星みたいに見えるんちゃいますか?」

「おおお…!なんや俺ごっつすごい人やん!」

「っすね」





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収集つかなくなって無理やりオワレ!←

七夕の日に書いたもの
こっちの地域は雨でした(∵`)



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