僕的教育法




二年経ったよ。
つまり八歳。
どうでもいいけどミルキはもうすぐ三歳。

そう思ってたら、僕がそいつに拷問の訓練させることになってた。

意味わかんない。

なんで八歳に拷問やらせようとするわけ。
あれ、なんかデジャウ?
前にも似たようなこと考えた気がする。


ミルキは生意気なくせにピーピー煩いんだよね。
拷問なんてしたら喚いて煩いじゃない。
あーやだ。面倒。

でもまだ勝てないから逆らえないんだよね。
スピードとパワーが足らないんだ。あとリーチね。
早く体出来上がらないかな。
そうすれば咬み殺せるのに。


◆◆◆


念の方は漸く構成が見えてきた気がするんだ。
別に一番相性が良いのが操作系っていうだけで、他の系統が使えないわけじゃないからね。
なんとかして組み上げようと思ってる。
威力も上げたいからね、制約と誓約だっけ?あれもあった方が良いよね。
どうしようか。



あぁ、因みに仕方なく始めたミルキの拷問は、やっぱり煩かった。
はっきり言っても言わなくても、僕に弱いのいたぶる趣味は無いんだよね。だから面倒くさいだけ。
あるのは生意気なのとか強いのとかを咬み殺す趣味だよ。あ、群れは勿論咬み殺すけど。

まぁ、原作の彼らはどうか知らないけど。
僕にだってきっと多分恐らく一欠片くらい優しさはあるよ。

だって常識人だから←

え?それは関係ない?台詞に変なのがついてる?気のせいだよ。
異論は認めないから。


そんなわけで、ミルキが泣き出したら優しく言ってあげるんだ。

「今俺とやるのと、サボって後から父さんとやるの、どっちがいいの?父さんよりはまだ俺の方が易しいと思うけど」ってね。

そこはイイ子だよ?ちゃんと僕とやる気になるから。
泣き止むし。
震えてるじゃないか?知らないよ。


イイ子で全部終われたら、和菓子をあげるんだ。
和菓子美味しいよね。よく作るんだ。
飴と鞭だね。
何回かあげたらなつかれたよ。不思議。



まぁ子供は別に嫌いじゃないから(群れは別だけど)、せめてもう少し煩くしないでくれないかな。




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