真太郎からもらった真ちゃんをリビングの机の上に置いたらお兄ちゃんに「そのぬいぐるみ、処分して良いですか?邪魔なので」と言われてしまった。渋々部屋に持って行こうとすると、「ベッドの上には置かないでください」と言われてしまった。仕方なく机の上に置きます。真ちゃんが机にいてくれると頭がよくなった気がします。わたしとお兄ちゃんは部屋が一緒なのでお兄ちゃんは部屋に普通に出入りします。お兄ちゃんが部屋に入ってくるなり机の上に置いてある真ちゃんをみて不機嫌になりました。お兄ちゃんは真太郎と不仲なので、わたしはとても困り果てています。どうして仲良く出来ないのでしょうか。真太郎曰く、「否定するから」らしいです。お兄ちゃんは自分の意見をはっきり言う人なので、もう少し抑制することが必要だと思います。一方的にお兄ちゃんが悪いので、どんなに真太郎が仲良くしようとしても仲良くなることはないでしょう。難しい問題です。
とかいらない事を考えているとお兄ちゃんが話しかけてきました。
「留里は緑間君のことを好きなんですか?」
唐突過ぎます。
「どうしていきなりそんな事を訊くんですか」
「留里から男の人の話題を聞く事はなかったのに、いつの間にか緑間くん緑間くんって言ってるからです」
多分わたし、男の人どうこうじゃなくてまず他人の事を話すことはなかったと思います。気付かれないからです。
「真太郎の事ですか、好きですよ」
その言葉を聞いて、お兄ちゃんは「そうですか」だけ言うと二段ベットの上に上がって布団にくるまってしまいました。
好きですよ。嘘じゃないです。結構気に入ってます。恋かどうかはわかりませんが、好きです。

好きの意味がよく理解できていない
20130322
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