「朝からおは朝ですか。緑間くんは一位ですね」
「お、お兄ちゃん!?」
「それより今日は土曜日のはずですが何故制服を着ているんですか?補習ですか」
「まあ、そんなところです」
「でも前回のテストで緑間くんに続くいい成績をとったとか」
「えーっと、先生に用事で」
「この間緑間くんと留里が購買に行くのをクラスメイトが目撃していてですね」
「……そんなこともありましたね」
「この頃教室でいつも仲良くしていて今日のバスケの試合に行く約束を廊下でしていたらしく」
「すみませんでしたお兄ちゃん。バスケの試合を観に行きますごめんなさい」
お兄ちゃんはこういうときばかり鋭い。
小学生の頃も中島くんと遊びに行く時なんか理由つけて一緒に来たし。いえ、真太郎の事を好きというわけではないのですが。
「真太郎が、」
「緑間君のことを下の名前で呼ぶほどの仲だったんですか。そこまでは流石に知りませんでした」
むすっとしたおにいちゃん。
「これは、」
「言い訳は聞き飽きました」
お兄ちゃんはたまに面倒くさいです。例えば今日のような。

奇妙すぎる行動
20121215
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