委員会の仕事、意外に大変だったな・・・



「沙弥ちゃん」

会場の入口で杏ちゃんが話し掛けてきた。

「おつかれさま!頑張ってるね。」

『うん。・・・杏ちゃん、お兄さんと帰るの?』

「そうよ。沙弥ちゃんは?」

『ん?一人で帰るよ。』

「そうなの?てっきり深司くんと帰るんだと思ったわ。」

なぜ伊武が出てくるのだろうか。

『なぜ伊武?』

「仲良いじゃない?」

『んー?そうかな?』

「そういうことにしなって。じゃあねー!」


ニコニコしながら帰ってしまった。

どうしたのかな・・・


「・・・俺が来たからじゃないの?」

『!?伊武いつの間に・・・』
怖ああああ・・・
一瞬心臓出てくると思った・・・しかも心読まれたああああ

「今さっき。・・・で、沙弥帰るのか?」

『帰るけど・・・何?一緒に帰ってくれるとか!?』

「一緒に帰りたいの?」
『・・・え。だめ?』
・・・なんだよそれえええ!!

私を女として見てないなこの・・・「別に、いいけどさ。」
ええええ!?今デレったああああっ!!

『可愛いなちくしょう!!』
「やっぱり一人で帰れ。」
『ええ!?』



いじめか?

いじめだ!!おいてくなよ・・・

―――――――――――――



本当において行かれた。



(あー・・・。伊武の野郎・・・覚えてろよ。)


初めてあいつに殺意を覚えた。だって私をいじめるし、・・・腕ひねられ・・・


なんか私、酷いことしかされてないな。

いや、たまに優しいけど。・・・大半は酷いことしかされてない。


『・・・。』


っと・・・。目の前に子猫が居るぞ?誰か近づいてるなぁ・・・

(海堂じゃん・・・?)


『海堂?』

「なっ!?・・・な、三神か、何の用だ。」

『いや?猫ちゃんに近づいてたからさー。』

「別に良いじゃねーか・・・」
『もうちょい優しく近づいたらどうよ?』


――――――――――――



今日の帰り、海堂に会った。
猫にちょっかい出してて面白かった(笑)




『我ながら短い日記だな・・・。』


さて・・・
明日から仕事が多くなる。・・・それは別にいいけど。

・・・。










翌日。

神尾「なあ沙弥?」

『ん?』

神尾「お前、深司のこと苗字で呼んでるのか?」

『何を今さら』


殴ろうかと一瞬考えた。

神尾「殴るなよ?」

『殴らないしー。』


橘「二人とも、ミーティングを始めるぞ。」

『「はい!」』


橘さんに呼ばれ、その話は終わった。




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