名字名前
前日/23:00:03
羽生蛇村内
『はっはっ羽生蛇村…』
「な、なんか君大丈夫か…?」
大丈夫じゃないよぉおお…寄りに寄ってSIRENに来ちゃうなんてぇ…どうせなら平和な作品が良かった…
無理だおぉぉおお…私じゃあ即死亡フラグだよー…そういえば此処って事は須田っちはまだ石田と会う前…かな?
それにみやちゃん(宮田先生じゃないよ!)を見て儀式見る前だよね、うーん…
「あれ…これ何の音…」
『きき、気のせいだよ!
此処怖いし早く帰った方がいいよ、ね!』
「いや俺怖いから来たんだし…てか君何で俺のHN…」
『兎に角!ね!!
こんな夜遅くに危ないし怖いって!此処から逃げよう!!』
あぁ、何で私はこんな必死になってんだろう、わかんない、けど一人でも平和な世界に戻れるなら。
例えゲームのシナリオが狂ったっていい、私が変えてやる、私がみんな救ってやる。
…今格好いいと思った!?思っちゃうよねーぇえへへへ…ってあぁ!!須田っち先に行っちゃったぁああああ!!
おぉまいがっっっ!!
『まっ待ってください!!!』
慌てて須田っちを追いかけてみるけど…うん、私足遅いんだよね☆
半ば諦めモードに追い掛けていると反対側から須田っちが走って来て…そのまま私の腕を掴んで…ってえぇぇえええ!!
ちょ、須田っちだいたー…
パァンッ
『……え゙』
「走って!!速く!!」
『…いっ…いっ
いぎゃあぁあぁぁぁああああああああ!!!』
「速ぁっ!?」
キタ!!来ちゃったよ石田さぁあああああん!!無理!死ぬ!俺死んだ!!
でも逃げるが勝ちだもんね!!須田っちのシナリオ通りの場所以外に逃げれば勝ちだもんね!!
『…あれ?地面、が?』
「嘘、だろ、」
足が地面に着いてないよー…あははははは思わず腕を掴んだ須田っちの方に振り返る。
須田っちも察してしまったようだ……って事で、せーの☆
『「ぎゃああああああああああああ!!!」』
本日二回目のおぉまいがっっっ!!!
遭遇アンチテーゼ。
(よいこは前を向いて走りましょう!)