名字名前
初日/04:19:07
羽生蛇村小学校折部分校/体育館
























『我ながら私の迷子センスには目を見張るわ』


大字粗戸に行こうとしてたのにね、学校に着いちゃうんだもんね、スゴいよ俺…ある意味だけど。
自重するよ、そりゃあね!だってね!私は、大字粗戸に行きたかったのに!今学校!!school!!わかる!?
絶対バール先生(高遠先生だから!)もいないだろうしバールだけでも入手しようってわけさ。
確か体育館の舞台横に入る場所があったからそこから、って…ぎぃやぁぁああああああ!!


い き な り バ ー ル が ! !


『まさか…』


「あら…貴方…変な奴らじゃ、ないの…?」


高遠先生、?いや、高遠先生と春海ちゃんコンボ、いやコンビは確か…
まぁタイムテーブルで言うと、私が理沙ちゃんと出会う約02時間前に小学校から出てる筈。
嘘…まさか俺が来たせいでタイムテーブルがきゅるったとか…!?なっななななななななんだとっ!!


「大丈夫…?
まさか今の私の攻撃当たっちゃって…」


『だっだだ大丈夫です!
私は名字名前、羽生蛇村を観光してたら何か巻き込まれちゃって…
早く此処から出た方がいいです、此処には危ない奴らがうんじゃうじゃいますから』


「(うんじゃうじゃ?)
よかった…私は高遠玲子、此処の小学校の教師をやってるわ。
私も色々あって訳の分からない内に危ない奴らに見つかって逃げてきたの…
貴方もこれ使うといいわ、リーチもあるし、結構優れものだから」


知ってます!!なんて事は言わずに高遠先生から素直にバールを受け取りバール談義を聞く。
バールを振る時は手首のスナップを効かせるとか、容赦はいらないとか、特にハゲとかハゲとかハゲとかロリコンとかハゲにはいらないらしい。


「春海ちゃん…!?」


『校内放送…』


キタ!春海・スネイク!校内放送した後にあの屍人を潜り抜けて02階やトイレに行くお前はスゴい!
取り敢えずさっさと春海ちゃんを回収する為に舞台裏から出る、いや出ようとした瞬、間!!
ニヤリ…と此方(本当に此方なのかは不明)を見て笑ったハゲげふん校長がいt


「春海ちゃーん!!」


ドガァッ


   (゜Д゜)


゜ ゜( Д )


携帯やパソコンの画面の前のよい子のみんな!せーの☆の合図で叫んでみようね!


せーの☆


えぇぇええええぇぇえぇえええええ!!!!


「早く春海ちゃんを迎えに行くわよ!
あ、春海ちゃんっていうのは私の生徒で、可愛いし、いい子なのよ」


『は、はい…』


え、ちょ、まさか今回俺の出る幕全然なくね?てかすげぇよ高遠先生、バール持たせたら神だよあの人。
取り敢えず体育館に続くドア前にいた銃屍人も高遠先生は滅多討ちにしてトイレにいた春海ちゃんを迎えにいった。


「お姉ちゃん、誰…?」


「この子は名前ちゃん。
此処まで協力してくれた人なの、いい人だから安心して」


『よろしくね』


うん、そう笑った春海ちゃんは可愛かった、うんCGで見るからダメなんだよな、うん。
春海ちゃんは私に対する警戒を解いてくれたからかすぐに仲良くなれた…うん可愛いぜ。
今度お姉ちゃんにもお人形作ってあげるね、なんて言うもんだからつい抱きついてしまった。
…やぶぇ、後ろからの殺気がやぶぇ、高遠先生ごめんなさいすみませんもうしません。


「職員室にバールを使って抜けられる所があるの。
多分そこからならあいつらにも気づかれずに此処を出られる筈」


『はい』


取り敢えず、構えを解いてもらえませんか先生。





校長アンチテーゼ。
(屍人が原型留めてません先生!!)











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