名字名前
初日/03:57:18
田堀/廃屋






















『さぁさぁどんどん来いやぁあああ!!』


ただでさえ限られてるのに残りの弾数も気にせず予想外に集まって来てしまった屍人を無双していく。
やっぱりお邪魔しますが悪かったかなぁ…?いやあれは人のお家に入る時の礼儀だしなぁ…
なるべく屍人一体に対して多く弾を使わないように倒していく、ひぃいい弾ぁあああ…


『もーこーなったら…ダッシュ!!


ふはははは俺の逃げ足なめんなよ!!家の周りを二周半して屋根の上にあがる。
そのままスコップを入手!!……お?これって武器になるんじゃね?リーチは短いけど…なるんじゃね?


『ぉおおりゃああぁあああ!!
どけぇえい!スコップ様のお通りじゃあああああ!!』


ガッガンッ


おぉ…スコップ様々!!すげぇよスコップ!理沙ちゃんにも教えたげよーっと。
よしっマナ字架も発掘したんだし、理沙ちゃんを迎えに行きますか…待っててねマイハニー☆


「あ、名前ちゃん。
名前ちゃんの言ってた石碑ってこれだよね?倒しといたよ」


『ありがとうです理沙ちゃん!!』


「石碑って、倒したら何か起きるの…?」


『えっとー…
あん畜生達がどうにかなる…かなぁ?』


んー…どう説明したらいいかなぁ、須田っちのジェノサイダーフラグ!!なんて説明できないよなぁ。
そういえば理沙ちゃんって上京して戻って来たんだよね…戻って来なければこんな事にはなんなかったのに…
まぁゲームだし、仕方がないんだけど☆


『理沙ちゃんはこの村の人なんですか?』


「うん…でも上京してて、戻って来たばかり。
名前ちゃんこそ、何でこんな田舎に観光して来たの?」


え゙っ。
えーと…私…田舎、そう!田舎を語ろう会に入ってて…
今度会に提出するレポートを書く為に羽生蛇村に来たんです…はい』


「(田舎を語ろう会…)
そうなんだー…でも凄いね名前ちゃん。
怖い人達ばーっと倒しちゃうんだもん、何かしてたの?」


……そういえば私、いつの間にかこんなにも銃が使えるようになってる。
リロードなんて以ての外、どうして…私、こんなにも戦う事に慣れて…どう、して?
まぁあれだね!名前ちゃんに天賦の才能があったってわけだね☆


『取り敢えず此処にはもう用はありません、脱出しましょう!』


「うん!」


外には元ゴルゴ(猟銃屍人)がいたので例の如く射殺しておいた、ふははは猟銃を持ってないお前など怖くはない!!
廃屋から外に出て理沙ちゃんが一緒に人を探しに行こうと言ってくれたんだ、け、ど!!
無理だよ!俺は今宮田先生(又の名はマッドドクターという!!)には会えない!否!会ったら死亡フラグ!
と、言う事で理沙ちゃんとは寂しいし悲しいし癒やしが無くなるけどお別れする事にした。


『あ、そうだ…一応コレ渡しておきますね、結構武器ですコレ。
…あと、これだけは覚えていてくださいませんかっ!
"理沙ちゃん自身"を強く持っていてください』


「(スコップ?)
え…それってどういう…?」


『飲み込まれちゃダメです、理沙ちゃんは、理沙ちゃんです…』


「………うんわかった、覚えとく、絶対」


これはもしかしたらただの私のエゴなのかもしれない、だけど、だってだって理沙ちゃん可愛いんだもの!!
赤い涙なんて洒落にもなりませんよ!ましてや海の幸が顔にくっつくなんて世にも恐ろしい!俺が絶対させねぇ☆


「じゃあ気をつけてね名前ちゃん」


『理沙ちゃんも』





設定アンチテーゼ。
(シナリオ通りなんて狗粗食らえだ!)











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